No.31 -[特別扱いする]

パズル

第31回目のマーケティングウェポンの
ディスカッションテーマは[特別扱いする]。
[特別扱いする]を
【マーケティングウェポン】として捉えた時、
どのようなアイディアと、応用例があるのか?
このような視点でみなさんとともに考えていきたいと思います。


顧客を[特別扱いする]ことを「ロイヤルカスタマー」戦略とも言いますが、
20対80の法則のように、全体の2割の数のお客様が、
売上全体の8割を占めると言うことは、良くあることです。
このように、特にロイヤルカスタマー、VIP客を大事にすることは、
当たり前のことではありますが、販売促進の観点から、
「VIP客に対して、どのようにアプローチをしていけば良いのか?」
この問い答える一つの事例を見ていきましょう。
大阪のある美容室の例です。
この美容室では、お店全体のリピート率は80%以上、
スタイリストを兼ねるオーナーのリピート率は
なんと98%と言うことです。
オーナー曰く、
「お客様が引っ越してしまうか、亡くなってしまう以外は、
全員が来店を続けていただいているようです。」
というとてつもないリピート状況。
この美容室では、毎年年末に年間売上ベスト50位内の
VIP客を選別して、「サポーター認定書」なるものを送付しています。
まさにVIP客を[特別扱い]しているわけです。
お客様にはっきりとベスト50のお客様であることを記し、
感謝の意を込めて、ある年末はアマリリスをプレゼントしました。
詳細は、以下で紹介しています。
「ある広告屋の告白」サポーター認定書
http://blog.is-assoc.co.jp/toshi/2008/02/post_70.html
これがとても好評のようで、
VIP客にとても喜んでいただけているようです。
お客様のなかには、ベスト50以内を意識して、
積極的に通っていただける方もいるようです。
このことが、動機付けにもなっているということです。
さらに、この送付の同封物に紹介促進の
お手紙を入れています。
こちらも効果的なようです。
顧客を[特別扱いする]ためのあくまでも一事例すぎませんが、
いかがでしたでしょうか?
マーケティングウェポンの一つ
[特別扱いする]
あなたはどのように応用しますか?
また、次(↓)のような切り口で何かありましたら、ぜひ教えてください。
———————————————————————
【応用例】
「あなた自身の会社(お店)、ビジネスに応用すると
このウェポンはどのようなものになるのか?」
【体験例】
「既にこのウェポンは過去に実施している。
それは、成功なのか? 失敗なのか?
また、その要因はどのようなものか?」
【アイディア例】
「あなた自身の商売、ビジネスとは関係ないが、
このウェポンを使った、こんなアイディアが考えられる。」
などなど、皆さんの体験やアイディアを聞かせてください。
ぜひ、みなさんと分かち合いましょう。

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