No.12 -[肩書き]

パズル

第12回目のマーケティングウェポンの
ディスカッションテーマは[肩書き]。
[肩書き]を
【マーケティングウェポン】として捉えた時、
どのようなアイディアと、応用例があるのか?
このような視点でみなさんとともに考えていきたいと思います。


私の友人にメルマガコンサルタントの平野友朗さんが
いらっしゃいます。
最近、頻繁にお会いするようになっているのですが、
3年ほど前の起業後にメルマガコンサルタントと
名乗り始めた頃は、
「変な肩書きだなぁ~」
と正直思っていました。
(平野さんごめんなさい!!)
ですが、あれよあれよという間に、
超有名人になっていきました。
最近では、パーソナルブランドやメール術など
仕事の幅を拡げて活躍されています。
でも、思い起こしてみると、
ここまで有名になり、成功していったきっかけは、
この[肩書き]にあったように思います。
「メルマガコンサルタント=平野友朗」
というブランドイメージを定着させたことがポイントであり、
ブランディングの準備の中でも重要な
「新たなカテゴリー」の[肩書き]を作ったからでしょう。
(ブランディングの準備としてまず重要なのは、
「新たなカテゴリーを作る」ということです。)
さて、[肩書き]は、
マーケティングだけでなく、
社員のモチベーションアップにも有効だという例を
見ていきたいと思います。
まずは、ここで述べるまでもないことですが、
ディズニーランドでスタッフのことを
キャストという[肩書き]を与えることで、
従業員のモチベーションをアップしたことは
あまりにも有名な話です。
ここで一社、興味深い例をご紹介します。
ある女性専門のハイヤー会社の例です。
このハイヤー会社は、とても業績が良いということですが、
その要因の中の一つに、
募集方法での工夫がありました。
普通であれば運転手を募集するとき、
「運転手募集」としていると
なかなか良い人材が集まらないようですが、
この会社は、
「アウトドアプランナー」
という[肩書き]で募集しました。
(おでかけを企画するから「アウトドアプランナー」。)
そうしたら、20代の優秀な女性が多数申し込んでくれたようです。
しかも、まだ2種免許をとっていないですし、
すぐには稼げないということで、
この女性のスタッフを半年間タダで雇ったようです。
もちろん、このように[肩書き]を変えただけで、
優秀な人が集まってきたという単純なことではなく、
今までのハイヤー業界とは違い、
仮眠室などをとても清潔にしたり、
女性が働くための心地よい環境を築いていったことも
大きく影響しているでしょう。
ですが、働く人のプライドが尊重される[肩書き]をつけたことが、
大きなきっかけになったのではないでしょうか。
このように[肩書き]を変えたり、新たに付けたりすることは、
まったくコストがかかりません。
積極的に活用したいウェポンと言えるのではないでしょうか?
マーケティングウェポンの一つ
[肩書き]
あなたはどのように応用しますか?
また、次(↓)のような切り口で何かありましたら、ぜひ教えてください。
———————————————————————
【応用例】
「あなた自身のお店、ビジネスに応用すると
このウェポンはどのようなものになるのか?」
【体験例】
「既にこのウェポンは過去に実施している。
それは、成功なのか? 失敗なのか?
また、その要因はどのようなものか?」
【アイディア例】
「あなた自身の商売、ビジネスとは関係ないが、
このウェポンを使った、こんなアイディアが考えられる。」
などなど、皆さんの体験やアイディアを聞かせてください。
ぜひ、みなさんと分かち合いましょう。

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