株式会社 中島大祥堂様
ブランドリニューアル
100年以上の歴史をもつ、大阪のギフト菓子メーカー。販売チャネルは直接の販売先である問屋から小売りへというBtoBtoCの形態であり、消費者とのコミュニケーションは限定されていた。事業拡大と収益力向上のため、経営理念と整合するブランドのコンセプトとビジュアルを確立し、差別化できるブランド・イメージの形成が急務となっていた。
まず、リニューアル対象の事業領域で展開されていたブランドの整理に取り組み、2つあったブランドを統廃合することに。1個のブランドを廃止、1個はその性格を変えて存続、さらに1個のブランドを新設。新設したブランド「ひととえ」は主として「特別な日のギフト」と位置づけ、存続させる既存ブランド「ダンケ」は普段使いのパーソナルギフトとして住み分けを図った。
各ブランドのコンセプト(=ブランド・アイデンティティ)を設定し、ネーミング、ロゴマーク、ブランド・ストーリー(コピー)等を制作し、WEBサイトもデザイン。ブランドを社内に浸透させるため、研修などの取り組み(=インターナルブランディング)も行った。
また、経営理念のリニューアルも支援し、コーポレート・ロゴも新たに制作した。その後順調に売上・利益を伸ばしている。
※名古屋経済大学 徐 准教授(一般財団法人ブランド・マネージャー認定協会 アドバイザー)が本事例を研究対象として論文に取り上げました。
「中島大祥堂のブランディングとインターナル・ブランディング戦略実行の阻害要因を克服するための戦略的な取り組みに関する研究 ―5つの企業競争力の発展プロセスに着目して―」
萃 SUI 諏訪湖様
ブランドリニューアル
「上諏訪温泉しんゆ」様(以下「しんゆ」と言う)のオーナーが会社全体の安定化のため、「しんゆ」とは異なる高価格帯の温泉旅館を作ろうと考えた。新たな温泉旅館においては「しんゆ」同様の諏訪湖前という立地を活かしながらも、ターゲットや価格帯を変えた新しいブランドの構築が求められた。
「ゆったりできる高級旅館が無い」という顧客のニーズを捉え、全室に露天風呂を備えた高級温泉旅館を目指す。ブランド・アイデンティティを「大切な人と集う、私に還る諏訪の露天湯宿」に設定。
萃(すい)は「あつまる」「あつまり」の意味があり、草が成長して青々と生い茂っている状態を表す。中国の古典「易経」所収の六十四卦の一つ「沢地萃(たくちすい)」に基づく名前。お客様が大切な方とともにこの旅館に集まってもらいたい、お客様にとっての「沢」のような存在でありたい、という願いが込められている。
加えて、ブランド体験シナリオの設計、ロゴマーク、イメージカラー、WEBサイトなどのデザインやコピーライティングを行った。
広告宣伝費を使わずに増収増益を達成し、客単価は年間平均45,000円と好調。レオンや婦人画報などの有名雑誌で4~5ページにわたって紹介された。
上諏訪温泉しんゆ様
ブランドリニューアル
長野県の諏訪湖の畔にある温泉旅館。オーナーが稼働率3割以下の老舗旅館を買い取り、温泉旅館の「癒し」ブランディング戦略を試みる。
コンセプトを『神秘性(非日常)と癒し、そしてシンプルな美をイメージして頂ける空間および、それを実感してもらうサービス』とし、ブランド・アイデンティティ「神秘なる諏訪湖に心癒される宿」に設定。
施設改装コストを抑え、コンセプトに沿った情緒的価値を訴求し、ブランド要素、ブランド体験から、スタッフの教育まで、一貫したブランディングを行う。
リニューアルオープン半年後から、6年後の現在も9割の稼働率を維持している。
その他のブランディング支援実績
事業ブランド
ブランドコンセプト設計+インターナルブランディング
コーポレートブランド
ブランドコンセプト設計+インターナルブランディング
事業ブランド
ブランド戦略立案+ブランドコンセプト設計+クリエイティブ
新規事業ブランド
ブランド戦略立案+ブランドコンセプト設計
コーポレートブランド
ブランド戦略立案+ブランドコンセプト設計
ラインブランド
ブランド戦略立案+ブランドコンセプト設計
新規事業ブランド
ブランド戦略立案+ブランドコンセプト設計
新規事業ブランド
ブランド戦略立案+ブランドコンセプト設計
事業ブランド
ブランド戦略立案+ブランドコンセプト設計