販促手法の種類-既存顧客向け・媒体活用型1
「顧客情報」から「顧客リスト」へ(1)
4月2日掲載分まで、「媒体活用型」のうち、
新規顧客向け(新規顧客獲得型)の
販促媒体を説明しました。
今回以降は、既存顧客向け(既存顧客関係強化型)の
販促媒体を紹介します。
継続的に顧客に来店または購入してもらうことは、
販売促進の中心テーマです。
同時に、永遠にレベルアップを図っていかなければならない課題でもあります。
いくら既存顧客、常連客であっても、今後、来店または購入しつづけるという
保証はどこにもありません。
そこで、販売促進の成否のカギを握るのが、「顧客のベネフィット」に
焦点を絞った情報の提供です。
たとえば、美容室であれば「髮を傷めなために自宅でできること」など、
髮の専門家だから伝えられる情報も顧客のベネフィットの1つです。
特に、常連客や会員だけが享受できる情報提供や生活提案を
タイムリーに発信し、双方向のコミュニケーションを継続的に
展開していく必要があります。
次回から「CRMをもとに顧客の階層を理解」をご紹介します。
※『この1冊ですべてわかる 販促手法の基本』
(岩本俊幸著/日本実業出版社) より抜粋