商業界執筆-その3

勉強のイメージ

前回より続く
http://www.koukoku-ya.jp/blog/2008/09/post-174.php
まず、大枠のストーリーを私が考え、
キャンペーンアイディアを考えるスタッフ2人と、
チラシを作るスタッフ1人、
そして私の計4人で打ち合わせを重ねていった。
まずは、上記ストーリーを
何の業種、業態にするかを検討した。
商業界の読者層は、小売店が多く、
次に飲食業、そしてサービス業ということなので、
できれば小売店にしようと考え、
花屋、ゴルフ用品店などの案も出てきた。
何度かディスカッションを続けているうちに、
今、厳しいであろう業種であり、
他の業種でも応用しやすい業種として、
飲食業のなかでも、焼肉店を選んだ。


また、一店舗だけのストーリーで伝えても、
比較する要素がなく、参考になりずらいので、
2つのお店を経営する焼肉店を想定。
都市型と郊外型に分け、
コンセプトやターゲットの異なる
2つのお店で考えることにした。
そして、このお店の状況を
簡潔にわかりやすく読者に伝えるために、
SWOT分析を採用。
次に、キャンペーンアイディアを出していくわけだが、
この2つの焼肉店を
弊社のクライアントとして見なすことによって、
弊社の通常行っている
対クライアントへの実践さながらの
ディスカッションを行い、
いくつかアイディアを出していった。
それらを
「効果」「メリット」「課題」としてまとめ、
「どのキャンペーンアイディアを採用するのか?」という
思考プロセスを明らかにしていった。
ちなみに、今回の執筆には入れなかったが、
いくつかのキャンペーンアイディアを出していき、
それらを検証していく手法の一つを
紹介しておきたいと思う。
1.インパクトはあるか?
2.顧客の共感性はあるか?
3.自社のノウハウは使えるか?
4.人的なキャパは大丈夫か?
5.コストはかからないか?
6.場所・環境などは適合しているか?
7.タイミングは良いか?
8.継続性は取れるか?
この質問は、キャンペーンに限らず、
販売促進手法として捉え、検証するにも良いかもしれない。
いずれにしても、
これらのキャンペーンアイディアを
事前に精査することによって、
より効果を期待できるようになるかと思う。
次に、キャンペーンアイディアが決まったら、
実際のチラシ作成に入っていく。
繰り返しとなるが、
今回の執筆は、「チラシ編」ではあるが、
チラシのデザインとか見せ方だけの
内容にはしたくなかった。
販売促進の最も大切なことは、
「何をするか?」
であり、
「どのようにするか?」
ではないからである。
なかでも、販売促進での
「何をするか?」で、
最も大切なことは、
優れたキャンペーンアイディアを
生み出すことだからである。
このようなことを私を含めスタッフ4人で考え、
作り上げ、本日やっと脱稿した。
編集長から、
「ここまでする必要はない!!」と、
言われないことを祈って…。

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