本日、片道約4時間近くかけて、ある町役場の町長に会いに行った。
ありがたいことに、地元近くの弊社のお世話になっている
クライアントさんからご紹介をいただいたのがきっかけだ。。
事前の情報から推測するとこの町長、
70代だけどかなりエネルギッシュらしい。
町の活性化、ブランディング、プロモーションなど、
どのような課題があるかを、とにかく深く聞いてみようと思っていた。
もしかしたら、町長自身に何かしら、自己実現的な悩みもあるかもしれない。
午後1時に到着し、町長をはじめ、産業課の課長、
その他関係者を含めて6人が集まった。
そして、実際に町長から2時間半にわたり話しを聞くこととなった。
町長は、現在の課題を淡々と話し始めていった。
だが、後半になるに連れ「公約を守るため」など、
自己保身の話しが中心になってきた。
もちろん「公約を守る」ことは大切なことだが、
この人からは町に対する将来のビジョンを最後まで
感じることができなかった。
そのこともあり、終盤、ブランド構築のプランニングをするにあたって、
数百万円ちらつかされたが、きっぱりお断りすることにした。
そしたら町長は「お~。ずいぶん強気だなぁ~。」と捨て台詞。
だが、そんなことは関係ないことだ。
町長の保身のためだけに、ブランディングのお手伝いはできない。
最後の最後は、未だ町長が話しているにもかかわらず、
私は荷物をかたずけ始めていた。
町の「長」が、町の将来ビジョンを持たずに、
自身の保身のためにやっている人の話しをこれ以上聞いても、
時間の無駄でしかない。
もうこれ以上長居するつもりはない。さっさと帰ることにしよう。
結局、日帰り出張で、丸一日が無駄になったが、
同行したビジネスパートナーのコメントに救われた。
「私たちの立ち位置が、より明確になる出来事でしたね。」
ホントその通りだと思った。