第46回目のマーケティングウェポンの
ディスカッションテーマは[専門家になる]。
[専門家になる]を
【マーケティングウェポン】として捉えた時、
どのようなアイディアと、応用例があるのか?
このような視点でみなさんとともに考えていきたいと思います。
そもそも【商売人】を辞書で引くと。
1.商売をしている人。また、商売の上手な人。あきんど。商人。
2.その道の専門家。くろうと。
[ 大辞林 提供:三省堂 ]
2に「その道の専門家」と書いてありますが、
このように、商売をしている人は、専門家であるべきなのです。
にもかかわらず、同じ商売を何年もやられている方でも、
謙遜してご自身のことを専門家として捉えていない場合が
多いように思います。
さらに言いますと、
謙遜しているだけならまだ良いのですが、
そのことを気づいていないことすらあるのです。
その道で何年もやられている商売人の方は、
もっとご自身を専門家として、
アピールされてはいかがなものかと強く思います。
一つ例をあげますと、
胡蝶蘭を専門に扱っている花屋さんの店長と一緒に
販促ツールを考えていた時のことです。
この花屋さんの強みを考える作業をしながら、
いろいろとヒアリングをしていると、
商売のことになると、話しがとまりません。
やはり、店長が何年も胡蝶蘭のご商売をやられていることもあり、
めちゃめちゃ詳しいのです。
(ある意味あたりまえのことですが…)
例えば、胡蝶蘭を長持ちさせるための
水やりの方法や、置き場所など一つ一つをとっても、
四季に応じて、それぞれ微妙に注意するところが
異なっているということや、
生育条件、生育環境についても、
それぞれ専門的なことを教えていただきました。
何時間あっても、足りないぐらいに話は続きます。
そこで、この花屋さんの店主と一緒に考え、
ご自身を「胡蝶蘭のソムリエ」と
名乗っていだくことになりました。
まさに、[専門家になる]というウェポンが
出来た瞬間でもありました。
これをきっかけに、その後、様々な販促活動に
役立てていくことになりました。
これは、どんな商売にも当てはまるのではないでしょうか?
様々な商売人からお話しを聞くと、
皆さん、まさに専門家なんだなぁ~とつくづく思います。
でも、ご本人は、このようなことは、当たり前だと考えていることが多く、
わざわざアピールすることでもないと思っていることが多いのです。
なぜ、このようなことが起きるかの一つの理由として、
業界内を中心に見ているからです。
確かに、業界内では、当たり前のことかもしれません。
ですが、お客さんや、消費者が聞いたら
どのように思うでしょうか?
ここがポイントではないかと思います。
いかがでしょうか?
マーケティングウェポンの一つ
[専門家になる]
あなたはどのように応用しますか?