第1回目のマーケティングウェポンの
ディスカッションテーマは託児所。
[託児所]は、いろいろと考えられると思いますが、
どのようなビジネスに応用されているのでしょうか?
デパートやスーパーマーケットはもちろんのこと、
スキー場、フィットネスクラブなどには、
比較的古くから設置されていますよね。
最近では、託児所つきの
美容室、エステサロンも増えてきているようです。
そもそも小さいお子さんを持つ主婦がいる地域でなければ、
活用できないウェポンではありますが…
とくに美容室などでは、
若い主婦層がターゲットであり、
近くに似たようなお店がなければ、
そこそこ使えるウェポンではないでしょうか。
美容室で活用する注意点といえば、
カットスペースの近くに託児所があると、
他のお客様が気になり、リラックスできず
逆効果になることもありますので、
気をつける必要があります。
ここで、とても上手に託児所をウェポンとして活用している
美容室があるのでご紹介しましょう。
金沢のとても素敵な美容室です。
http://www.kamiogroup.jp/hiyoko.html
託児所に「ひよこクラブ」というネーミングをつけ、
別に施設を設けています。
専門のベビーシッターが常駐してあり、
店内にモニターも設置してあるので、
いつでもお子様の様子が見られ、
若いお母さんにとっては、
安心しておくつろぎいただけるように工夫されています。
「「お母さん」から「一人の女性」に戻って、
キレイになる時間をゆったりと楽しんでみませんか?」
というメッセージは、若いお母さんにとって、
心にしっかりと届くメッセージなのではないでしょうか?
この美容室グループは、8店舗ありますが、
託児所を設置してある美容室が一番業績が良いということです。
このようなことからも、 託児所というウェポンは、
成功していると言えるでしょう。
次に
「どの集客ステップで活用すると効果的なのか?」
を考えて見ましょう。
1. 新規来店促進
この美容室の場合は、パブリシティ効果が大きいと言えるでしょう。
当時の大臣が、視察訪問されたことが、
地域誌で取り上げられました。
このように、マスコミ系に取り上げられれば、
ホームページはもちろんのこと、
チラシ、ミニコミ誌などの広告の要素に入れると
インパクトと信頼性を加えることができます。
2. リピート客来店促進
上記パブリシティ結果を
ニュースレター(お店通信)などでお知らせすることができます。
[託児所]という新しい付加価値の提供によって、
来店客への関係性を強くすることができます。
3. 常連客育成促進
(2と同じ。)
4. 紹介促進
[託児所]の提供によって、
同ターゲット層へ口コミが起こりやすくなります。
また、口コミを起こすための主体的なアプローチも
しやすくなります。
5. 休眠客の掘り起し
顧客リストから主婦層に絞ってアプローチすれば、
コスト対効果の高い販促活動が可能となります。
以上、まだまだ応用方法はあるかと思いますが…
マーケティングウェポンの一つ
[託児所]
あなたはどのように応用しますか?
また、次(↓)のような切り口で何かありましたら、ぜひ教えてください。
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【応用例】
「あなた自身のお店、ビジネスに応用すると
このウェポンはどのようなものになるのか?」
【体験例】
「既にこのウェポンは過去に実施している。
それは、成功なのか? 失敗なのか?
また、その要因はどのようなものか?」
【アイディア例】
「あなた自身の商売、ビジネスとは関係ないが、
このウェポンを使った、こんなアイディアが考えられる。」
などなど、皆さんの体験やアイディアを聞かせてください。
ぜひ、みなさんと分かち合いましょう。