シンポジウム報告 Part2 (成果発表)

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次に、3人の成果発表事例です。

1人目の発表者は、協会の卒業生である株式会社サルカン代表の佐藤慶臣氏です。
ブランド「Cmonoi(クモノイ)」とその商品である
文具鞄「Panacea(パナシア)」が出来上がるまでの話しをしていただきました。
1人のクリエイターが自分の夢を形にしていく。
そのために商品を創造し、同時にセルフブランディングもしていく。
しかも短期間に。そんな話しが聞けたのでした。
とくにクリエイターには、必見の内容だったと思います。

2人目の発表者は、協会の大阪会場を運営している

株式会社オレンジフリーの代表である吉田ともこトレーナーです。

医療機関で実施されたチームブランディングの

成果発表をしていただきました。

セクションの垣根を越えて連携し、優れた医療サービスを生み出し、

その結果として安全・安心な医療を患者様に提供することを目的として

6ヵ月をかけチームブランディングを実施していきました。

その結果、次のことを得られることができたようです。

・団結力が生まれる

・経営視点、患者視点の物の見方が身につく

・トップが言わなくても、自ら考え改善できる組織になる

なによりも、長期安定経営の土台が出来たということです。

今回の発表では、プレゼンテーターとして吉田トレーナー、

蒲原トレーナーはもとより、

わざわざ滋賀県から、クリニックの院長をはじめ、

各部門のリーダーの方々もお越しいただき、

成果発表に参加していただきました。

このような臨場感のある成果発表ということもあり、

聴講者のなかには、感動で涙ぐんでいた方もいらっしゃったようです。

3人目の発表者は、

2年前に協会のベーシック講座とアドバンス講座を

受講された計測器の校正企業の品質管理責任者の女性社員の

岩瀬留美氏です。

BtoB企業によるコーポレート・ブランディングの実践発表でした。

現在、チームブランディングに取り組んでから2年を経過。

毎週ミーティングを重ねてきたとのことなので、

100回以上にわたるわけですが、この発表にいたるまで、

想像をはるかに超える努力と苦労の連続だったかと思います。

本当にしたたかな会社です。

成果は、いろいろとありましたが、

何よりも納得のいくブランド・アイデンティティが確立できたというとです。

ブランド・アイデンティティは、

「校正を“ひたむきに進化”させている会社」というものですが、

結果だけを文字にすると、そのプロセスが分からないので、

それほど印象深くはないかもしれません。

ですが、社員のみなさん、社長が本当に納得のいく

ブランド・アイデンティティができると、

会社は本当に強くなるということが実感できる成果発表だったかと思います。

本当に素晴らしい会社だと思いました。

これからも益々ひたむきに進化されていくのでしょう。

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