『フルグラがチャレンジするカルビーの朝食革命』 (後篇)

ブランディングのアイキャッチ画像

fujiwara.jpg

(財)ブランド・マネージャー認定協会のオフィシャルサイトにて、

スペシャルインタビューを毎月更新しています。

 

『『フルグラ』がチャレンジするカルビーの朝食革命(後篇)』

カルビー株式会社マーケティング本部フルグラ事業部・事業部長

藤原 かおり 氏

 

『フルグラ』の戦略PRでは、「増殖、グラノーラ族」という

コミュニケーションテーマを設定し、

半年ごとのフェーズでPRの内容を変えて実施しました。

 

最初のフェーズでは、ターゲットをシニア女性と子供を持つ

お母さん世代に設定し、それぞれのターゲットに向けたPRを実施しました。

また店頭で試食販売を行い、PRしている情報を店頭でも伝える工夫を行っています。

 

当時は、東京の目黒に1店舗だけグラノーラの専門店がありました。

グラノーラの専門店ができるほどブームの兆しが来ている、

というファクトをプレスリリースに掲載したのです。

このプレスリリースが経済紙や、ターゲット層が好んで読む媒体に取り上げられ、

各社のバイヤーから営業に注文が殺到したと言います。

 

次のフェーズでは、フルグラのレシピ本を発売し、

この話題もメディアに取り上げられました。

さらにフェーズ3で、『フルグラ』がグラノーラ市場における

No.1であることを記者発表で宣言しました。

こうして、流通向けにカルビーが本気で

グラノーラ市場に取り組んでいることを印象づけたのです。

「このような取り組みによって上昇気流に乗れた」と、

同社でマーケティングを担当した藤原かおり氏は語ります。

 

最後にライフスタイル訴求を行い、「シリアルは秋冬に売れない」という

常識を覆すことに成功しました。

その結果、目標の100億円を達成することができたのです。

 

藤原氏のインタビューは、前篇と後篇に分けてお届けしますが、

後篇では戦略PRの実施過程を語ってくださいました。

また、『フルグラ』が100億円を目指すことになったきっかけや、

シリアルが抱えていた課題、それに対する解決手法の構築について

語った前篇も同時に掲載しています。

公式WEBサイト「スペシャルインタビュー」で、ぜひご覧ください。

http://www.brand-mgr.org/interview/

 

関連記事

  1. ブランディングのアイキャッチ画像

    阪本啓一氏のインタビュー記事UP-第2弾

  2. ブランディングのアイキャッチ画像

    「モノ」を売らずに「体験」を提供することで情緒的価値を生み出す

  3. 『ブランド戦略ケースブック2.0』11月1日発売!

  4. 新年のご挨拶

  5. ブランディングのアイキャッチ画像

    第7回ブランド・セッション報告 Part2

  6. 第3回ブランディング事例共有会 発表者決定!

アーカイブ