第7回ブランド・セッションの後半では、
BtoB企業によるコーポレート・ブランディングの実践発表でした。
発表者は、2年前に協会のベーシック講座とアドバンス講座を
受講された計測器の校正企業の品質管理責任者の女性社員。
現在、チームブランディングに取り組んでから2年を経過。
毎週ミーティングを重ねてきたとのことなので、
100回以上にわたるわけだが、この発表にいたるまで、
想像をはるかに超える努力と苦労の連続だったかと思う。
本当にしたたかな会社である。
私はこの会社のトップを以前から知っていて、
20数年前の会社存続の危機の時期に下した大きな決断の話しを聞いていた。
それは、先代の社長から事業継承をされ、
通常返しきれないような大きな借金をかかえていた時期に、
事業を1つに絞り、他の事業と大口のクライアントをいくつも切ってきた。
トップとして想像を絶する勇気がいることだと思う。
その決断後は、営業、品質管理、組織運営など徹底的に見える化、
仕組み化を図り、ニッチな1つの事業だけを淡々とやられてきた。
今や全国に12事業所、従業員150名の企業として、
借金もほぼ完済されているとのこと。
今回の発表は、20年前から現在にいたるプロセスを
私なりに感じ取りながら聞いていたのもあって、
目頭が熱くなってきた。
素晴らしい会社だと思う。
これからも益々したたかに進化されるのだろう。
この発表の模様は、再度以下のイベントで
10月20日(金)で聴講することができます。
(財)ブランド・マネージャー認定協会主催
第3回公開シンポジウム
http://www.brand-mgr.org/symposium/
席に限りがありますので、お早めにお申し込みくださいませ。