予想していた失敗

koukoku

弊社のおつき合いしているクライアントで、
短期間に2回続けて広告の失敗が起きた。
それは、「予想していた失敗」という
とても悲しい、やるせない出来事である。
失敗というのは予想できていれば
普通は止められるものなのだが、
そうじゃないことも起きる。


クライアントは建築業界。
あきらかに反応がないと予想できる
「タイミング」、「媒体」の選定。
そして、広告目的の曖昧さ。
この広告の打ち手ではあきらかに反応がないと
2ヵ月前に予測できていたのだが、
クライアント社長の独断先行と強い思い込みのため
止められなかった。
今日のミーティングで社長は
「もうこのような広告を打つのはやめようと思う。」
と自ら言った。
私とすれば、
「ほら、前に行ったとおりになりましたよね。」
と言いたいところだが、
そんなことは言うべきではない。
なぜなら、2ヵ月前に本気で止めていなかったから…。
心のどこかで、
「この社長は、失敗しないと気づかないだろう…」。
という考えが私にあったから…。
でも、2ヵ月前に本気で止めたところで、
クライアント側の社長は、思い止っただろうか?
私にはわからない。
なんか、今日はもやもやしたものが、
いつまでも残る。
失敗自体というのは、つきものだから、
次回以降は少しづつ成功率を高めていくように
検証し続けていけば良いと思う。
だが、「予測していた失敗」だけは止めたい。
でも、やると聞かないクライアントに、
いったいどのように納得してもらったら
良いのだろうか?
今日は、大きな課題が残る日であった。

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