ボトムアップか? トップダウンか? -その3

management

前回より続く
http://www.koukoku-ya.jp/blog/2008/09/post-183.php
社員、スタッフの意見を聞くことは
とても重要なこと。
これからもその姿勢は変えるつもりはない。
だが、合議制はいけない。
なぜなら、特に大きな変革には、混乱がつきもの。
だから、大きな変革の時は、
社内のほとんどは、必ず反対する。
当たり前のことだ。


もし、私が社員ならば、やはり反対するだろう。
だから、「良い社長に見られたい。」「優しい社長でいたい。」
という感情が第一優先になり、
このような反対にめげてしまっている自分がいる。
だが社員にとって、ただでさえ変革時は、不安はつきもの。
このような時に、中途半端な経営判断を下したら、
社員は、もっと混乱する。
このことは、私自身が経営責任を放棄しているようなものだ。
だから、今までの自分を変えなくてはいけない。
「良い社長と思われたい!!」という自分を変えなくてはいけない。
そもそも、表面だけ良い社長に思われても何の意味もない。
でも、なぜ、そのことに早く気づかなかったのだろうか?
素晴らしい経営者とは、会社の利益をしっかりと守り、
社員への成長の場を永続的に提供できる者のこと。
だから、激しい反対があろうが、
正しいと思ったら即決する。
そして、結果を出せるように責任を持つ。
または、結果が出せないと判断したら、
すぐに止める。
このことは、幹部社員にも言っていることが、
結局は、自分が一番できていないのかもしれない。
「ボトムアップが良いのか? それともトップダウンが良いのか?」
これは、難しい問い。
どちらが正しいわけでもないのだろう。
でも、社員の意見を聞く行為は、ボトムアップ的に行い、
決定する行為は、トップダウンで行う。
決定行為の大きさにもよるが、
これが今の自分にとっての答えである。
たぶん、これからもこの課題は、本質的には
解決しないのだろう。
だが、とにかくこれでやってみようと思う。
上辺だけの「良い社長」から、さよならするために…。

関連記事

  1. management

    寺院広報ブログ

  2. management

    組織風土コンサルティング

  3. management

    移転後-その2

  4. management

    「論理的思考」 講座

  5. management

    人事制度研修 -その4

  6. management

    QM戦略実践協会

アーカイブ