人事制度研修 -その2

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例えば、「ビジネス知識・感覚」の能力では、
レベルごとに以下のようなフレームに分かれている。
レベル1=社会人としての意識と行動
レベル2=CSマインド
レベル3=計数感覚
レベル4=経営感覚


チーム志向」では、
レベル1=フォロワーシップ
レベル2=メンバーシップ
レベル3=リーダーシップ
レベル4=求心力の形成

というように分かれている。
さらに、それぞれのレベルごとに、詳細項目がある。
例えば、「チーム志向」のレベル3である「リーダーシップ」では、
1.責任者としての自覚
2.影響力の保有
3.正確な判断と迅速な決断
4.指示の合理性・一貫性
5.ともに行動する姿勢

と5つのカテゴリーに分かれている。
この程度では、まだまだ抽象的であり、人によって認識が異なってくる。
できる限り、部下や上司の認識、会社全体の認識のずれが
ないようにするためには、
もっともっと具体的な要件に落とさなければならない。
では、
チーム志向」のレベル3である「リーダーシップ」のなかの
責任者としての自覚」を具体的な要件に落とすと
どのようになるのだろうか?
言語化すると次のようになる。
1. 自部署に関する自己の考えを持つと同時に、明確に打ち出す
2. 問題が発生したとき、責任を部下に転嫁しない
3. 自部署の問題を理解すると同時に、対処策を打ち出す
4. 自部署の目標達成のために、達成方法を考える
5. 自部署の目標達成のために、上位組織に必要な要請をする
6. 自部署の目標達成のために、自分から率先して行動を起こす
7. 自分でできることでも、部下に委ねる姿勢を持つ
8. 部下に問題行動があったとき、本気で叱る
9. 重要な問題については、部下と納得するまで話し合う
10.必要があれば、摩擦を恐れず部下に指示を出す

ここまで具体的になってくると
人によっての認識の違いが少なくなってくるのだろう。
さらに、このように言語化された要件が自社にとって、
どのような優先順位で必要となのか?
「絶対に必要なこと」はどれか?
「できれば必要なこと」はどれか?
というコミュニケーションが必要となってくる。
続く↓
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