最近は、コンサルタントにアドバイスすることが少なくない。
といっても、お金をもらって提供しているのではなく、
第三者からの客観的なアドバイスをする程度。
普段はクライアントの問題解決を
客観的な視点を持ってあたるコンサルタントと言えども
自分のことは分からないものだ。
(私自身もご多分に洩れずである。)
先日、ある業種専門のコンサルタントから、
電話相談を受けていた時のこと。
彼は、実際にこの業種の経営もしていて、業績もすこぶる良い。
30代前半とまだ若いのに、本当に優秀な経営者だ。
彼は2代目だが、潰れかかっているような状態の会社の後を継ぎ、
5年間ほど、自社の経営をストイックにやられて、
業績を大幅に回復させた。
その実績をもとに、同業種に
経営コンサルティングを提供している。
その中のあるクライアントに、やはりとことんストイックに
経営指導したことによって、
もの凄い成果を出すこととなった。
その結果、翌年には自社の最大の競合先になってしまったとのこと。
とても悩ましい問題である。