販促手法の種類-既存顧客向け・媒体活用型7
(1) Eメール 手軽なアプローチだからこそ配慮すべきこと2
Eメールでのアプローチで最も気をつけなければならないのは、
顧客にEメール配信への許可(パーミッション)を得ることです。
これは、最低限の条件です。また、許可を得ていたとしても
安易に活用すると、既存顧客から信頼を落としかねません。
既存顧客との信頼関係を継続するためにも、
次のような点に配慮する必要があります。
ポイント(1)
送信先は自社に関心をもつ人に絞り、そうでない人への配信は控える。
基本的には、ホームページ上で登録された人、または店舗などで
許可を得てメールアドレスを記載された人に送る。
たとえば、名刺交換をした人などには、
できればその時点で、メールを送る旨を伝えておくといい
ポイント(2)
継続して送信する場合は、相手の了承を得ておく
名刺交換をした人などには、
「このメールは、名刺交換していただいた方にお送りしています。
今後、このようなお知らせが不要な方、配信先の変更など
をご希望の方は、○○○」といった文面をメール内に入れておく。
配信時ごとに相手の了承を得ておかなければならない
ポイント(3)
役に立つ情報やゲーム的要素を入れるなど、受信者にとって喜ばれる
内容に工夫する
ニュースレターと同じように、専門家の立場からのアドバイスや
お役立ち情報を入れることや、イベントなどの情報を中心に入れ、
売り込みはできるだけ少なくする
※『この1冊ですべてわかる 販促手法の基本』
(岩本俊幸著/日本実業出版社) より抜粋