販促手法の種類-既存顧客向け・媒体活用型1
顧客情報の収集方法(2)
前回に引き続き顧客情報の収集方法を見ていきましょう。
(2)会員アンケート
顧客を組織化した会員に、定期的にアンケートを送り、
企業側への意見や希望、期待を含めて必要な情報を入手する
方法です。
会報誌にアンケートを挿入し返信してもらう方法が一般的です。
インターネットを活用して、電話、メール、ホームページ上で
アンケートに答えてもらう方法もあります。
(3)観察メモ
接客中の顧客の関心の示し方、性別、年代、購入した商品・サービス
などについて、販売スタッフが顧客に気づかれないようにするメモする
方法です。大手チェーン店では、専門のスタッフがいる場合もあります。
「覆面調査」などで外部に依頼することも少なくありません。
(4)ヒアリング
顧客に直接、お店や商品、サービスについて質問する方法です。
アンケートシートと併用して行なうことが多いです。
たとえば、家電や家具の量販店では、顧客が商品を選択し、
引き渡すまでの間、販売員が許可を得たうえでさりげなく質問します。
※『この1冊ですべてわかる 販促手法の基本』
(岩本俊幸著/日本実業出版社) より抜粋