制度手法-Part1【ポイント制度】

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販促手法の種類-販売時点直接型5
制度手法-Part1【ポイント制度】

ポイント制度は、顧客の購買状況や利用状況の把握と、
自社の商品・サービスを頻繁に利用する優良な顧客への優遇措置を
結びつけた制度で、「フリクエンシー・プログラム」ともいう。

小売業者の間では、「フリクエンシー・ショッパー・プログラム(FSP)」と
呼ばれていて、次のような代表的なタイプがある。

 (1) トレーディング・スタンプ
   消費者の購入金額に応じて一定枚数のスタンプを発行し、
   割引購入特典を進呈するという方法。
   あるいはスタンプが一定量たまったら、特定の商品と交換する
   (消費者は好みの景品がもらえる)という方法。

 (2) ポイントカード
   (1)のスタンプを発行する代わりに、カードを利用して、
   顧客の購買金額や購買点数を把握する方法。
   多くは、電子処理の仕組みになっている。

 (3) マイレージサービス
   「マイレージサービス」は、航空会社が行なう顧客への
   ポイントサービスのこと。
   主なマイレージサービスは、会員旅客に対して、
   搭乗距離に比例したポイント(一般的に単位はマイル)を付加し、
   そのマイルに応じた無料航空券、割引航空券、座席グレードアップなどの
   サービスを提供するもの。

   最近では、航空会社だけでなく、小売業やサービス業でも、
   ポイント集計システムを「マイレージ」と称して使用することも
   増えている。
   一般的となったキャッシュバック型ポイントカードに、
   マイレージサービスといった呼称をつけることで、
   競合との差別化を図るケースが少なくない。

 

 ポイント制度は、金融機関や航空会社をはじめ、
 一企業や企業グループが運営する場合と、
 地方自治体などが中心となって運営する場合がある。

 企業グループが運営する場合は、参加企業は購買に準じた
 互換性があるポイントや割引特典を発行する。
 加盟企業が多くなるほど、固定費の負担が軽減される。
 企業にとっては、ポイントの収集速度が速くなるというメリットがある。

 チェーン展開のアパレルショップなどの売上増大を目的としている場合には、
 ポイントカードとの併用で、トレーディング・スタンプなどを活用し、
 店舗の独自性をアピールする。

 たとえば、近隣店舗などの協力を得て、
 近隣飲食店などの割引サービス券などを特典とするなどが考えられる。

 

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