アピールと傾聴

koukoku

先日、ある通販会社の役員の方から
このブログ〔ある広告屋の告白〕を見たのがきっきかけで、
お問い合わせをいただいた。

その後、マーケティング担当者とお二人でご来社いただき、
約2時間近く、レスポンス広告のクリエイティブ設計に関することを
中心に、なかなか深い話しをすることができた。

先月、名古屋の通販会社に訪問した時もそうだったが、
1時間以上は、私からの一方的なプレゼンテーションというか、
セミナーのようになってしまった。

初めてお会いする人で、
弊社のレスポンス広告事例などに興味のある方へは、
このような場となってしまうことが多い。

もちろん、弊社のセミナーを受講いただいている方や、
紹介者の場合は、ここまではやらない。
むしろ、徹底的に傾聴しているつもり。

よくセールステクニックの本などでも、
傾聴を勧めている部分もあるようだが、
安易に受け止めるべきではないと思う。

なぜなら、相手が自分のことを
「いったい何者か?」という疑問が解消されていないうちに、
終始、傾聴のスタンスを取ったとしても、
それでは、共感をいただけない。

最初に相手を共感することが、最も大事なことでるが、

こちらのことを共感いただくための要素を伝えないと、
そもそも「何に共感していただくのか?」の「何」がない。

それでは、共感は得られないので、
ビジネスや商売にはつながることはまずない。

相手が自分のことを

「へぇー、ここがすごいかも…?」

「こんなところが魅力的だ!!」

「スタンスのこの部分には共感できる!」

など、

共感や信頼が少しでも感じ取れないうちに、
終始、傾聴のスタンスを取っても、あまり意味はない。

もちろんだからといって、
謙虚さがなく、上から目線での
コミュニケーションでは話にならないが…。

昨日のブログで書いたように
特に男性の場合は、「認めてもらいたい!!」という心理が根底にあるので、
このことを客観的に捉えた上で、
コミュニケーションすると良いと思う。

ちなみに、私も努力しているつもりだが、
たまに、根底にある心理が「悪さ?」をすることがある。

アピールするタイミングでは、しっかりとアピールする。
謙虚さを持って。

傾聴するタイミングでは、徹底的に傾聴する。
適度に課題や悩みを解決、解消しながら。

私自身、まだまだ、たいして経験があるわけではないが、
このスタンスが、しっくりくるし、
そこそこ上手くいくように思う。

今のところ。

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