コミュニティ誌の会議

koukoku

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今日は、あるファミリーレストランの店長会議に
出席させていただいた。
参加者は、東京都内の店長11名と本社企画部の方々4名、
そして弊社からは私と社員1名、合わせて15名。
この会議で、私には2時間という長くも短くもとれる
微妙な時間を渡され、
販売促進について、「何か」話してくれと言われていた。
でも、「何か」と言われても…。


本部の企画部長には3ヵ月くらい前に、
販売促進の観点からも地域密着型に大きくシフトしていく
必要があることは話してあった。
それに対して、
地域密着型の「コミュニティ誌」を作って欲しいという
オファーをいただいていた。
一般的な広告代理店であれば、このオファーに対して
「コミュニティ誌」についての
企画書、構成案などを提出し、
プレゼンテーションをするのが普通の対応であろう。
だが、私はそうはしなかった。
「このファミリーレストランの理念から、
これから何が必要になるのだろうか?」
「なぜ、地域密着を推進する必要があるのだろうか?」
「地域密着に有効な販売促進とは、どんなことがあるのだろうか?」
このような問いかけとして、
参加者のみなさんに、深く自問自答して欲しかった。
そのために、こちらからはただ一方的に、
プレゼンテーションするのではなく、
各店での
「自店の強みを作る」
「集客ステップごとの販売促進策」
「実施スケジュール」
「コミットメント(やる気度合い)」
そして、
「すぐに行動に移することはどんなことかを?」
各店の店長が発表できるようなシナリオにした。
そして、これらのシナリオの後に、
「なぜ、『コミュニティ誌』が必要なのか?」
もう少し踏み込むと、
「なぜ、コミュニティを作ることが必要なのか?」
「そもそもコミュニティっていったい何なのか?」
ということを問いかけていった。
そして、最後の最後に
「コミュニティ誌」の内容の話しをした。
弊社はツール作成屋ではない。
ただ単に「コミュニティ誌」を作成するつもりはない。
「ツールの活用方法と、活用するためのコミットメント」
までを視野に入れてサポートする広告屋である。
今後、各店が行動に移してもらえれば、
「成功」や「失敗」という結果がわかる。
そして、「成功」も「失敗」も
体験知というノウハウとなる。
このように「計画→実施→反省」を
各店が繰り返していき、
これらのノウハウを各店でシェアしていけば、
このファミリーレストランは、
各店が地域の多くのファンを獲得していくに違いない
と私は思う。

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