クライアントとの約束

koukoku

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今日は、ある注文住宅会社の支店に取材に行ってきた。
場所は埼玉県川越市。
地域密着型の広告作成のため、
支店長とそこで働く社員の方々に
撮影、インタビューのお願いをしてきた。
朝6時過ぎに会社(港区西新橋)の前で、
カメラマンと待ち合わせ、一緒に車で出発。
8時過ぎに川越駅で、コピーライターと待ち合わせ、
現地支店には8時30分に到着。
9時から2時間程度の時間を取ってもらうことは、
本社を通じて事前に伝えてあった。
だが……


私「すみません。チラシ作成のために取材に来ました。
支店長をお願いします。 」
受付の女性「支店長は、午前中に3つの会議が入っています。
午後は外出する予定があるので、
今日は、時間が取れないと思いますが…..」
これはまずい、私だけならまだしも、
わざわざカメラマンとコピーライターを
遥々連れてきて、ドタキャンでは話しにならない。
私「せめて、1時間だけでも時間を取っていただけないでしょうか?」
受付の女性「難しいとは思いますが、
まず1つ目の会議が9時半頃に終わる予定ですので、
その時点で声をかけてみますけど……」
仕方がない、とりあえず9時半まで、1時間の我慢。
事務所の片隅で待たせてもらうしかない。
カメラマン、コピーライター、そして私の3人は、
雑談などを交わしながら時間をつぶしていた。
でも、時々、不安がよぎる。
時間が経つにつれて、言葉も少なくなっていく。
時計を見ると、まもなく10時になろうとしている。
もう1時間半も待っているが、
支店長は顔を見せる気配が全くない。
カメラマン、コピーライターは不安を隠せず、
私の方にチラチラと視線を送ってくる。
まずい。
早く対処しなければ、取り返しのつかないことになる。
勇気を振り絞って、受付の女性にところに行った。
私「支店長はまだ、時間とれないのでしょうか?」
受付の女性「難しいそうですね。」
あっけない答えが返ってきた。
これで納得をしてしまったら、仕事がまったく先に進まない。
私「8月26日の見学会の集客用広告のための取材なんです。
今日、撮影とインタビューができないと、
広告が打てなくなります。
『それでもいいのかどうか?』 支店長に伝えてください。」
いくらクライアントであっても、私は、一か八か強い口調で伝えた。
受付の女性「わ、わかりました。」
女性の顔付が変わり、
そそくさと、支店長が会議をしている奥の部屋に行ったかと思うと、
まもなく支店長がこちらにやってきた。
そこからは、いままでの不安が嘘のように、
とても順調にインタビューと撮影が進んだ。
無事、取材は終了。
素敵な写真もたくさん撮れた。
この場で起こったこととは…。
えてして広告会社、広告代理店は、
クライアントのいいなりになることが多い。
このように事前にアポイントを取っていても、
いつまでも長く待たされるといったことが、よく起きる。
私も若い頃、このような場面は何度かあったが、
クライアントに気を遣いすぎて、
逆に痛い経験をしたことがあった。
でも、もう同じ過ちは繰り返さない。
たとえクライアントであっても、
アポイントという約束が守れない場合は、
気を遣う必要はないと思う。
そもそも、クライアントのためにもならない。
こういう時は、まず目的をはっきりと言い、
たとえ相手が忙しかったとしても、
一度約束をしたことであれば、
しっかりとこちらの主張を伝えるべきである。
このような1つ1つの約束をお互いしっかりと守ることが、
良い広告作りの最低条件だと思う。
約束がたびたび守れないクライアントとは、
そもそも長いお付き合いはできない。
我慢してお付き合いするのでは、
お互いのためにならないのである。
だから、クライアントにはっきりと物を申すことは
大事なことなのである。

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