第33回目のマーケティングウェポンの
ディスカッションテーマは［イベントの開催］。
［イベントの開催］を
【マーケティングウェポン】として捉えた時、
どのようなアイディアと、応用例があるのか?
このような視点でみなさんとともに考えていきたいと思います。

顧客コミュニティを築くことが
大事なことは良く言われていることです。
では、コミュニティ構築に必要な要素は
どのようなものがあるでしょう。
植物が繁殖するために必要な要素に、
「光」「水分」「肥料」があるように、
お店が顧客コミュニティを構築する要素として、
「Bible(バイブル)」「Event(イベント)」「Media(メディア)」の
３つの要素が必要です。
これらを英文の頭文字をとって、
私は『BEM(ベム)』と呼んでいます。
それぞれの要素は、次のとおりです。
1. Bible(バイブル)
＝ コミュニティを証明するツール
2. Event(イベント)
＝ コミュニティを盛り上げる特別な交流の場
3. Media(メディア)
＝ コミュニティを促進する定期発進ツール
※BEM(ベム)については、下記小冊子で触れています。
■長期的な商売繁盛のための販売促進ハンドブック＜中級編＞
－お客様をあなたのお店のトリコにする『固定客化の法則』－
⇒⇒ http://www.kotei-p.jp/product/handbook02/index.html
なかでも、２のイベントは、とても重要な要素です。
このBEM(ベム)の重要な要素であるイベントを
数百年も前からほぼもれなく行っている業界があります。
その業界とはいったい何でしょうか?
「お寺」です。
数百年もの間、檀家、信者との絆を築いているお寺。
そこには、必ずイベントとしての行事があります。
年中行事といって、四季折々にいくつもの行事が行われます。
イベント(年中行事)を上手に行っているお寺の例を
以下に一つ紹介しておきます。
「ある広告屋の告白」ブログ ［寺院広報事例 – Part5］
http://blog.is-assoc.co.jp/toshi/2008/03/_part5.html
このように「お寺」からも
ビジネスのヒントは結構あるものです。
次に、飲食店で上手にコミュニティを構築し、
イベントも活発に行っている飲食店を一つご紹介しましょう。
六本木のイタリアンレストラン「チャオベッラ」
http://www.ciaobella.jp/index2.html
飲食店の激戦区の六本木で、
しかも、まったく目立たない場所にあるお店にもかかわらず、
開店から２年間で、人気店へと変貌された理由は何かと言いますと、
やはり、顧客コミュニティを築いたことにあります。
なかでも、イベントを上手に開催していきました。
イベントといっても、大げさなものではなく、
小規模のお店でも、ちょっとしたアイディアで
いろいろなイベントができます。
「チャオベッラ」のオーナーシェフは、
まずは料理教室を開催しました。
これは、飲食店であれば、すぐにでもできるアイディアですよね。
次に、とっておきのイベントを考えました。
「アロマ＆イタリアンセミナー」
というコラボレーションのイベント。
下記、ホームページを参照すると、
その様子がわかると思います。
http://www.ciaobella.jp/event01.html#2
このイベントは、ターゲット層である30代のOLを中心に
定期的に開催しています。
「珍しい」、「新しい」ということもありますが、
参加者が、次々とお友達を紹介していただいているようで、
コミュニティが形成させています。
また、このような「珍しい」「新しい」ことは、
たとえ小さな規模でも、
マスコミに取り上げられやすいものです。
あなたのお店でも、ターゲットの趣味、趣向に合わせて、
ちょっとしたイベントを企ててみてはいかがですか?
お客様は、あなたのお店のトリコになっていくことでしょう。
マーケティングウェポンの一つ
［イベントの開催］
あなたはどのように応用しますか?
また、次(↓)のような切り口で何かありましたら、ぜひ教えてください。
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【応用例】
「あなた自身の会社(お店)、ビジネスに応用すると
このウェポンはどのようなものになるのか?」
【体験例】
「既にこのウェポンは過去に実施している。
それは、成功なのか? 失敗なのか?
また、その要因はどのようなものか?」
【アイディア例】
「あなた自身の商売、ビジネスとは関係ないが、
このウェポンを使った、こんなアイディアが考えられる。」
などなど、皆さんの体験やアイディアを聞かせてください。
ぜひ、みなさんと分かち合いましょう。