第9回目のマーケティングウェポンの
ディスカッションテーマは［丁重に謝罪する］。
「丁重に謝罪する」を
【マーケティングウェポン】として捉えた時、
どのようなアイディアと、応用例があるのか?
このような視点でみなさんとともに考えていきたいと思います。

今回は、私がゴルフ場に行った時の体験談をお伝えします。
今は封印していますが(笑)、
６～７年前、盛んにゴルフをやっていた時のことです。
ある東京都下のゴルフ場に行った時のこと。
スタートして３ホールほどした頃、
突然のどしゃぶりとともに、
カミナリが落ちてきた。
ゴルフ場の場合、カミナリは致命的で、
プレイを中断し、非難させられる。
私たちもキャディの案内に従って、
クラブハウスに戻ってきた。
しばらくすると、カミナリは鳴り止んだが、
雨が一向に上がらない。
雨だけなら、ゴルフはできるのだが、
一緒に回っていたメンバーが
一度中断させられてしまったので、
再びプレイするには、どうも気が進まないようだ。
そこで、キャディに、
もう今日は、プレイを止め帰る旨を伝えた。
ここで、普通であれば、
そのまま通常の料金を支払い、帰るわけだが、
料金を通常の半額にしてくれるというのだ。
さらには、次回ラウンド時に料金が半額になる
チケットまでくれるというのだ。
そして、次のように丁寧に謝罪された。
「本日は天候の悪化で、
お客様に満足の行くプレイを提供できなくて、
大変申し訳ありません。」
いったいこの謝罪とはどういうことなのか?
別にゴルフ場が悪いわけではない。
確かにカミナリで一時中断とはなったが、
雨とはいえ、その後プレイができないわけではない。
実際、私たち以外、たぶん全員が
プレイを再開していたであろう。
単に天候が悪かっただけである。
これには、とても心打たれた。
この体験によってかは自分でもわからないが、
その後１年間くらいは、
月に１回はこのゴルフ場に勝手に足が運んでいた。
このゴルフ場は特別料金が安いわけでも、
特別な名門コースでもない。
ただ、なんとなく親切なゴルフ場という
イメージがあった。
たぶん、この体験も含めた
スタッフ全員の親切さが無意識に残っていたのであろう。
この「なんとなく」という無意識に感じるものが
商売には大事なことなのだと思う。
マーケティングウェポンの一つ
(今回も単なるマーケティングウェポンの視点
ではないかもしれませんが…)
［丁重に謝罪する］
あなたはどのように応用しますか?
また、次(↓)のような切り口で何かありましたら、ぜひ教えてください。
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【応用例】
「あなた自身のお店、ビジネスに応用すると
このウェポンはどのようなものになるのか?」
【体験例】
「既にこのウェポンは過去に実施している。
それは、成功なのか? 失敗なのか?
また、その要因はどのようなものか?」
【アイディア例】
「あなた自身の商売、ビジネスとは関係ないが、
このウェポンを使った、こんなアイディアが考えられる。」
などなど、皆さんの体験やアイディアを聞かせてください。
ぜひ、みなさんと分かち合いましょう。