今すぐ集中するとは?

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以前もブログで書いたように、

書籍出版のオファーをいただき、
コンセプトや目次の詳細が決まってから、
3ヵ月が過ぎてしまった。

あっという間である。

その間、8章のうち5章までは、なんとか書き上げた。

頭の中にある情報を、とにかく吐き出したという状態。

今後も8章までは、
吐き出すという行為が続くだろう。

そしてその後は、何度も書き直さなければならないかもしれない。

今まで経験したことのない類のものだけに、
なかなかきつい作業になるだろう。
 

あと3章ということであれば、3~4日、ホテルにこもれば
一気に書き上げられる自信はある。
(こういうのを自信過剰というのだろう…)

しかし残念だが、そんな時間は取れない。

出版社側で担当いただいている部長とのやりとりは、
暗黙の了解で、2週間に1章分を提出してきた。

今後の進め方も、この「暗黙の了解」のまま続くだろう。たぶん。

2週間のうち、細切れの空いた時間を使い、
書いているというのが実情。

しかし、この進め方では、集中するのがとても難しい。

だが、私にとって、最近よく使っている集中法が一つある。

以前、茂木健一郎さんが、
ある番組でおっしゃっていた次のような集中法だ。

「集中するための一番良い方法とは、
すぐに集中できなくても、無理矢理でも始めることが大事。
とにかくやろうと思ったらいきなり始めることだ!!」

とてつもなくシンプルな方法だが、
これが結構上手くいくことが多い。

特に書籍の執筆には、結構使わせていただいている。

実際、書こうとする前に、いろんなことが頭をよぎる。

「どうやったら、集中できるだろうか?」

「何時までに、どこまで終わらせようか…?」

「どれ位で一回休憩しようか?」

なぜか、このような本来の内容以外のところに引っ張られ、
集中できないことが意外に多いことに最近気づいた。

その他にも、集中をさまたげる大きな要因がある。

それは、自身の感情の動きである。

なかでも、人や組織の問題で起きる心配ごとが
私の感情を動かすことが多いようだ。

「彼は、あの仕事をちゃんと納期どおりにやれるのだろうか?」

「最近、彼女は、モチベーションが下がっているようだけど
 何かあったのだろうか?」

「さっき、彼が言っていた発言の本質はいったい何だろうか?」

日々、このような些細なことから、大きな問題まで、
数時間、いや1時間に何回も頭をよぎるのである。

このようなことが脳に刺激を与えているようで、
せっかく細切れで確保した数時間はあっという間に過ぎてしまう。

何も進まないまま終わってしまうこともしばしば起きる。

こんな時は、とにかく他のことを一切考えずに、

「とにかく、今すぐやる!!」ようにしている。

上手くいく時は、数分間で勝手に集中していたりする。

教えてくれた茂木さんには感謝している。

だが、この状態、毎回は上手くいかないのが現実。

なぜか、何物かが邪魔をする。

そのほとんどが、自分の感情。

常に冷静にいられることが、求められているのは分かるが、
とても難しいことだ。

 

 

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