妻の母親である義母と父親方の祖母の二人は、
東京あきるの市の特別養護老人ホームに別々に入院している。
この２つの老人ホームは、意図的ではなく、
偶然、あきるの市になった。
しかも車で10分程度で移動できるほど、
近い距離にある。
一昨日の土曜日、妻とともに
この２つの老人ホームに
義母、祖母のお見舞いに行ってきた。
二人とも認知症なのだが、大きな違いがある。
義母は83歳なのだが、
私のことは覚えていない。
祖母は98歳なのだが、
私のことは覚えている。
もう一つ大きな違いがある。
義母は被害妄想(被害者意識)が強く、
あまり元気がない。
祖母は生きていること自体に感謝していて、
とっても元気。
これはいったい何なのだろうか?
義母の場合、
被害者意識が強くなったから、
元気がなくなるのか?
それとも、認知症がそうさせているのか?
でも、祖母は認知症だけど、
そんなことはない。
祖母の場合、
生きていることに感謝しているから
とても元気なのか?
元気だから、
生きていることに感謝しているのか?
私は、まだ40代。
二人の年齢になるまで、
あともう一回人生を生きられる。
私自身、この年齢になっても
生きていることに感謝できるのか?
そもそも今、感謝しているのか?
そんなことに向き合った、一日だった。
