今回は映画館ではなく、1年半前に上映されていた映画
『ばしゃ馬さんとビッグマウス』をDVDで観た。
とくに感動したたぐいの映画ではなかったが、
備忘録として記載しておきたいと思う。
自分の20代は、この映画に出てくる「ばしゃ馬」でもなければ、
「ビックマウス」でもなかったように思う。
そもそも10代からの夢が、社長になること。
自分の会社を持つことだったが、
すでに20歳の時に、そのチャンスに巡り合った。
そのチャンスとは、アルバイト先である印刷関連の会社の社長からのオファーで、
この会社を譲り受けないかということだった。
さすがに若すぎたので、親からも反対された。
結局、この会社のことをよくよく調べてみると、借金だらけの会社だった。
親のいう事を聞いておいて良かったと、つくづく思った。
父親が印刷屋の社長だったが、父親の兄弟が2人役員にいることもあり、
継ぐのは、新しく会社を起こすより困難のように思えた。
そのこともあり、新しく会社を起こすことを目的に、
それから7年間で、印刷関連の会社を3つ経験した。
28歳で3人の社員を抱え起業した時には、
周りからまだ経験が浅いという意見が多かったが、
もともと10代から目的がはっきりしていたので、
自分では全くそうは思わなかった。
それから、23年が過ぎたが、むしろ今になって、
当時は、専門領域のことと、営業、人脈の作り方が中心であったので、
もっと経営全般に役立つことを経験をしておいた方が良かったと思う事が、
多々でてきたくらいだ。でも、特に後悔はしていない。
ということで、今回の映画は、比喩的にもピンとくることがなかったが、
一般的に20代あたりは、このような葛藤などの感覚などがあるのだと思う。
子供たちは、今も、これから経験しているのかもしれない。
自分の人生経験が、何か役に立つことがあればいいのだが・・・。