今から4年前、
長年連れ添ったほっぺたの「シミ」をとりにいってきたことがあった。
男である私には、馴染みのない美容整形外科に行って…
昔の私の写真を見るとわかるが、
左の頬に直径1cm以上のシミがあった。
このように、今では、「あった」と過去の話となってる。
なぜ、このような行動を起こしたかというと。
ビデオ撮影をする予定があったので、
少しは若く見せようと、見栄を張ったことが
一番の理由かもしれない。
当時のこと。
1ヵ月以上前から、どこで治療しようかと悩んでいた。
そんなとき、たまたま見たホットペッパーの広告に目を惹かれた。
仕事柄ついつい、「この広告の反応はどうだったのか?」と、
カウンセリングされている時に、聞いてみた。
やはり、私の予想通り、かなり反応が良かったようだ。
さて、ここからは、
生まれて始めての美容整形外科の体験の話しです。
とある日曜日の夕方。
都心のとある駅を降りて、10分程度歩き、
目指しているビルにたどり着いた。
比較的新しいビルの1Fには、
おしゃれなタイプの飲食店など
いかにも女性が好みそうなお店が並んでいた。
私は、予約時間まで、時間の余裕がなかったので、
早速エレベーターに載って、そのビルの最上階にある
美容整形外科を目指した。
降りるやいなや、すぐ右手に、そのクリニックはあった。
ドキドキしながら、入り口に近づくと、
なんともいえない香りと、
明るすぎない適度なオレンジ色の照明に、
「なるほど。これが癒しを演出しているんだな」
と納得するくらい素敵な玄関であった。
中に入るやいなや、「こんにちわ~」と受付の人が反応し、
私にスリッパを履き替える旨を伝え、
ソファーのあるスペースまで、エスコートされた。
そこも、とても居心地が良いスペースだった。
照明、インテリア、壁など、
オレンジで統一した素敵な空間である。
ソファーもたぶん高級品を使っているのだろう、
ゆったりとしていて、とてもすわり心地が良い。
少し先には、大きな画面の液晶ディスプレイがあり、
「いかに治療が安心してできるのか?」を
しつこくない程度に、繰り返し流していた。
まもなく、女性スタッフが
カウンセリング記入用紙を持ってきた。
いくつかの質問項目の中で、予算についての質問があったのだが、
私は目を疑ってしまった。
内容は確かこんな感じだった。
— あなたは上記の悩みを解決するためにいくらまで、予算が取れますか?
— 5万円まで 10万円まで 50万円まで 100万円まで
— 500万円まで 1,000万円まで
「いったい何なんだ、『1,000万円まで』というのは…」
当然のことだが、私は他を打ち消すように、
『5万円まで』のところに濃く丸をつけた。
話しは戻るが、この空間には、本当にびっくりする。
高級ホテルのロビーよりも、
さらにゆったりとくつろげるように、工夫を施されている。
しばらくすると、別の部屋に通された。
そこは、こじんまりした部屋だった。
ここがウェイティングルームなのだろう。
そこには、女性雑誌がたくさんあり、
私が見るような本は、1冊もない。
しかたなく、周りをキョロキョロし始めると、
「お待たせしました」と女性スタッフから声がかかり、
今度はカウンセリングルームへと通された。
続く↓
http://blog.is-assoc.co.jp/toshi/2008/02/part2.html