シミ取り-Part2

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前日より続く
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医師からは、先ほど記入したカウンセリングシートを
参考にしながら、治療について、いろいろ説明をしてくれた。
その後、いくつかの質問が終わると、
「いつ治療しますか?」と決断を迫られる。
金額は○万円と、決して安くはないが、
予想していた程度の金額だったので、
私は「このあと、すぐにお願いします。」と即答した。
というわけで、今度は、治療室へと移動だ。
さて、いよいよ治療の時間が近づいてきた。


しかし、いざ治療となると、
あれだけとりたかったシミなのに、
何か寂しい感じになってきた。
なぜなんだろう。
やはり、今まで長~くつき合ってきたからなのだろうか?
『シミ』なのに、これは自分のトレードマークだったんじゃないだろうかと
錯覚をしているのだろうか?
とても不思議な感覚だ。
いよいよ手術である。
目隠しされ、バチバチという音とともに、
ほっぺたにかなりの熱さを感じた。
ほんの1分程度だろうか?
「はい。終わりましたよ。」と看護婦さん。
とても、あっけなかった。
でも、ちょっと痛い。
やけどみたいな感じが強くなってきた。
いや、ちょっとどころではないかもしれない。
どんどん痛みが増してきた。
そんな時、看護婦さんから一言。
「出口はあちらです。どうぞ。」
(あれっ。ちょっと待ってよ。
まだ、いろいろ聞きたいことがあるのに。
あれだけ、最初に丁寧な対応してくれたのは、
いったいなんだったんだろう…
もうちょっと、私の話しを聞いてくれてもいいのに。)
この時の私は、
「この痛みは、いつ頃とれるのか?」
「シミ自体はいったい、いつ取れるのか?」
「薬はどのように塗ったらいいのだろうか?」
「お風呂は入ってもいいのだろうか?」
など、まだまだたくさんの不安があった。
そんな不安が渦巻いている時なのに
「出口はあちらです。どうぞ。」は、ないだろう。
たとえ一言でもいいから、
「なにか不安なことはないですか?」
と聞いてくれたら、
どれだけ良い感じがしただろうか…
この時点で、私は、二つ決心をした。
その一つは、「このクリニックには、二度と訪れる気はない。」
もう一つは、「誰にも紹介するつもりはない。」
お客というのは、こんなものだと思う。
これは、重要な学びである。
自分たちのビジネスに、当てはめてみればいい。
単純な話し、「こうしてはいけない!」
という見本を教えてくれたようなものだ。
大事なことは、
商品の納品やサービスの提供後のフォローが大事だということ。
その後のアプローチがいかに重要なのかということ。
これは、期待が高まれば、高まるほど、
ギャップとなって戻ってくるのである。
これは、感動とは対極の心の動きなのだろう。

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