(財)ブランド・マネージャー認定協会のオフィシャルサイトにて、
スペシャルインタビューを毎月更新しています。
『メディアに引っ張りだこの「サルベージ・パーティ」のブランディング』(前篇)
(社)フードサルベージ 代表理事 CMO 長田 敏希氏
株式会社ナカヤマ 平手 敦氏
よくテレビや新聞では、「フードロス」の話題が取り上げられています。
日本で捨てられている食品は、1年間で2,801万トンにもなるそうです。
そのうち、まだ食べられるにもかかわらず
捨てられているもの(=フードロス)は642万トンにも上り、
そのうち約半分の312万トンは家庭から出ているとされます。
こうした家庭のフードロスの問題に、楽しみながら取り組んでいるのが、
(社)フードサルベージの「サルベージ・パーティ」です。
同社は、今年度の(財)ブランド・マネージャー認定協会主催の
「ブランディング事例コンテスト」で審査員特別賞を受賞しました。
「サルベージ・パーティ」は、参加者が持ち寄った「あまり物」を、
プロのシェフがその場で料理に仕立てるイベントです。
長田氏は、「サルベージ・パーティ」のネーミングについて、
「啓蒙のために広がりやすいネーミングにしよう、と
みんなで話し合って決めました。
家庭のフードロスを減らすための啓蒙活動として、
一般の方が合言葉みたいに使える言葉にしたかった」と語っています。
この「サルベージ・パーティ」が、審査員特別賞を受賞した理由の一つは、
時流にあったペルソナの設定があったからです。
ペルソナ設定について平手氏は、
「この活動を広げるためには、フードロスに対する意識の高い方だけではなく、
一般の方にも響かないと意味がありません。
ということは、もともとフードロスに興味のなかった方が、
ペルソナになるべきだろうという結論に達しました」と語っています。
長田氏と平手氏のインタビューは、前篇と後篇に分けてお届けしますが、
前篇はサルパの活動やブランディングについてお伺いしています。
公式WEBサイト「スペシャルインタビュー」で、ぜひご覧ください。