温泉旅館のチームブランディング研修-Part2

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ブランド構築のお手伝いをしている
ある温泉旅館が、先月初旬より
チームブランディング(※)研修を導入している。

温泉旅館のブランディングは、
ブランド・アイデンティティの一貫性がおもてなしを中心に
スタッフの行動レベルまで浸透して、はじめてスタートラインに立てる。

いわゆるブランドの価値観を現場のスタッフと共有して
使える形に落とし込むということだ。

チームブランディング研修は全5回にわたり開催され、
先週で最終回を迎えた。私も一部同席させてもらている。

最終的には、ブランドステートメントの一部である
推奨規定・禁止規定が完成し、その活用方法までが練られた。

最後の感想で研修参加者の女性が
「1つのことについて、こんなにみんなとたくさん話したことがなかった。」と
涙ぐんでいたのに、思わず私ももらい泣きしてしまった。

これからがこの温泉旅館の本当のブランドの始まり。

スタッフのみなさん方で、ぜひ大きく育ててもらいたい。心から応援している。

 

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研修トレーナーは(財)ブランド・マネージャー認定協会の
優秀なトレーナーであり、実践者の島田良氏に務めてもらったが、
緻密なカリキュラムの設計、深い人間理解から成り立つファシリテーションなど、
最高の場を提供していた。

本当に素晴らしいトレーナーだと、つくづく感心する。

※「チームブランディング」は、
 株式会社インバウンドコンサルタンツにて商標登録申請中。

「チームブランディング」とは、
自社の経営戦略に基づく「ブランディング」を、事業に直接的、
間接的に携わる人たちと、共に築きあげることで、
同時にチームワークも醸成することのできるプロセス。
「ブランディング」とは、企業が持つ「こう思われたい=ブランド・アイデンティティー」と、
お客様が持つ「こう思う=ブランド・イメージ」を一致させることを意味する。
「チームブランディング」では、答えを与えるのではなく、
グループワークを通して、自分達の頭で考え、意見を交換することで、
「自社の価値観」や「他者(お客様、スタッフ)の価値観」を深く理解し、
「自らの価値観」との共通点を発見することを大切にしている。
それが「自分ごと」として、主体的に「ブランド・アイデンティティー」に即した行動ができる、
人材の育成、チームの育成につながる。

 

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