販促手法の種類-販売時点直接型5
制度手法-Part5【保証制度(4)】 期間延長の保証
販促手法の1つである制度手法のなかでも保証制度は、
対象の違いから、7つのバリエーションがあるが、
今回は 「期間延長の保証」について解説する。
「期間延長の保証」とは、顧客に対して、
保証期間を延長することを提案する仕組み。
家電量販店などでは、顧客獲得のためのサービスの一環として、
延長保証制度を設定している場合がある。
これは、事業者の設定した保証期間を過ぎた製品について、
一定の期間中の有償修理の費用を販売店が代わりに負担する制度である。
この制度を利用するための手続きや手数料、延長保証期間の長さ、
販売店の負担割合(全額とは限らない)、
利用できる回数などは、それぞれの店によって異なる。
また、メーカー自身が「ユーザーサポート」の一環として、
修理保証を有償会員制サービスに含んで行なうケースも見られる。
これらは一種の保険のようなもの。
消費者は任意に、これらの保証の延長を選択することができる。
家電量販店によるテレビ、エアコンなどの大型家電の延長保障がそうだ。
メーカー保障が3年であれば、
延長期間2年をプラスした5年保障などを設ける。
他店との差別化を図るのに有効である。
※『この1冊ですべてわかる 販促手法の基本』
(岩本俊幸著/日本実業出版社) より抜粋
http://amzn.to/fyiah5