昨日は、お江戸百年塾の今年最後で、
パタゴニアの日本支社社長の辻井さんの講演でした。
パタゴニアとは、環境に配慮した機能的なアウトドアウェア製品を
製造・販売している会社です。
パタゴニアの創設者、イヴォン・シュイナード氏は、
『社員をサーフィンに行かせよう』という著書も出されています。
講演の最初・・・
コットンと聞いて、どんなイメージを思い浮かべるでしょうか?
ポリエステルやナイロンは、石油から出来ているけど、
コットンは、汗をよく吸収し、自然な素材のイメージでしょうか?
実は、コットンの原料である綿花は、
収穫時に多量の枯葉剤を撒くという・・・。
このように、コットンの枯葉剤の話に始まり、
冬になると着るダウンの羽毛も、どのように採取されているのか?
価格だけで選んでいた衣類。
その原料や縫製は、いったい、何処で? 誰が?
どんな環境のもとで?
私たちが、何も考えずに消費していた、その向こう側にある真実を、
ひとつひとつ丁寧に話してくださいました。
環境問題など、企業として大切にすべき社会的責任を
ここまで愚直に徹底的にこだわり持ってやられている会社が
あるのかと衝撃でした。
このような会社であるパタゴニア。
その日本支社長である辻井さんは、
ナチュラルで、物腰が柔らかで、気さくな方である一方、
とても強い芯のある方だと思いました。
でも、その凄さを表面には出さない人でもあり、
そのこともはっきりいって驚きです。
講演後には、名刺交換もさせていただきました。
来年、直接、辻井さんに鎌倉に会いに行ってみようと思います。