販促手法の種類-既存顧客向け・媒体活用型2
客情報を活用する手順 Part2
温泉ホテルにおける顧客情報の活用方法について、解説します。
まず、今後の販売促進活動につなげていくために必要な項目が氏名、
住所、電話、メールアドレスであることは、いうまでもありません。
年齢、性別を加えた基本項目とともに、
誕生日や家庭の記念日を販売促進につなげることを想定して、
生年月日、結婚記念日といった情報も押さえておく必要があります。
温泉ホテルの場合、今後のメニュープランを検討するためには
家庭情報が必要になります。
この情報は、紹介促進に活用することもできます。
さらに商品・サービスの購入履歴情報として、
来館頻度、時期、選択したメニュープランなどを、
今後の顧客関係方針のために把握しておく必要があります。
そのうえで、今後どのようなメニュープランを提案するのかという
検討材料として、結婚や出産、そして子どもの年齢に応じて、
データベースなどを活用しながら情報を細分化、整理します。
細分化された情報をもとに、たとえば、小さい子どもをもつ母親には、
「赤ちゃんと安心して温泉旅行を楽しむ宿泊スタイル」の
メニュープランをを提供するというように、具体的な販促策を展開します。
※『この1冊ですべてわかる 販促手法の基本』
(岩本俊幸著/日本実業出版社) より抜粋