販促手法の種類-新規顧客向け・媒体活用型10
屋外広告 ビルの側面、空中など、使用場所はいろいろ (5)
屋外広告の主なものをご紹介します。3月12日掲載分の続きです。
(7)ポスターボード
1つの絵柄を分割し、部分ごとにポスターを印刷して、
それらを貼り合わせて掲出する大型の広告板です。
屋外広告として、イベントの宣伝・告知のほか、
商品・サービスの販売促進、交通安全運動の啓蒙などで
幅広く使われます。
基本的にポスターは、お店の中で販促イベントを
知らせるための掲示物として使われます。
最近では、屋外でも耐性の強い素材やインクの技術が進化し、
長期間キレイに掲示できるようになっています。
(8)アドバルーン
広告を吊り下げて空中に掲げる係留型の気球です。
係留型の気球の浮力により、
気球自体を20~50メートル程度の高さに掲げて使用します。
たとえば、横1メートル、高さ10メートル程度のバナー(横断幕)に
文字を配置した広告を、屋外の不特定多数の人々に、
店舗やイベントの場所の目印とともに空中から標示します。
意外にも、アドバルーンは日本発祥の広告手法です。
1913年に化粧品会社が使用したのが最初とされています。
屋外用として、主に郊外の低階層の店舗や、
イベント会場、展示会場などで利用されています。
また、屋内の展示場、見本市会場、イベント会議、
大型ショッピングセンターなどでは、室内装飾としても用いられています。
最近は、話題性を高めるために、自動車や魚、
企業のキャラクターの形をしただけの、
宣伝文のない変形気球も見られます。
※『この1冊ですべてわかる 販促手法の基本』
(岩本俊幸著/日本実業出版社) より抜粋