クローズド懸賞

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販促手法の種類-販売時点直接型2
キャンペーン手法 (2) クローズド懸賞

クローズド懸賞とは、法律では「取引に付随する懸賞」といわれるが、
 商品の購入者が抽選などによって景品をもらえるもの。

 商店街の大売出しなどで、昔から活用されている。

 懸賞への応募条件として、企業の商品の購入や入会などの
 商取引が必要である懸賞をいい、
 一般懸賞、共同懸賞、総付(そうづけ)の3つに分類される。

 クローズド懸賞は、商品単体の販売で実施する場合と、
 店で販売している商品や商店街全体で実施する場合がある。

 購入者に抽選券や補助券を進呈したり、
 レシートを使ったりするなどの方法があるが、
 ある一定の金額が集まると抽選できるという方法で行なう。

 オープン懸賞は、メーカーがマス広告によって告知する必要があるが、
 クローズド懸賞は、やり方次第で拡販の可能性が高まるので、
 小売店や商店街の各種セールで欠かせない手法だ。
 

 近隣に大型量販店がオープンしたため、
 客足がかなり減ってしまった地域のある商店街では、
 今まで各店舗で、割引セールなどを行なっていたが、
 年末年始を控えていて、どの店も売上を大きくアップさせたいと
 考えていた。

 そこで、毎年の歳末セールと福引きに合わせて、
 全店舗共通の全部集めるだけで福引きができるスタンプラリーを催す
 といった方法を取り入れ、商店街全体の売上アップに貢献した。

 クローズド懸賞は、このように、商店街の小売店同士が
 協力し合うことによって、成果をあげることもできる。

※『この1冊ですべてわかる 販促手法の基本』
 (岩本俊幸著/日本実業出版社) より抜粋
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