寺院広報セミナー ~実践編~ その2

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その課題とは…。
今回のセミナーのゴールは、
預けられた講義時間の2時間30分で、
「行事案内チラシの手書きのラフ」を
持ち帰ってもらうことにある。
参加者自身が作成したものとして…
しかも効果的なものとして…。


これは、とても難しい課題。
なぜなら、まず講義時間そのものが足りないので、
ワークの時間が充分に取れない。
次に、一般企業やお店のチラシであればまだしも、
寺院のチラシはそれほど経験があるわけではない。
今から多くの事例を作るには、
開催日までの時間が足りない。
だとすると、
いかに一般企業やお店のチラシの事例、ノウハウから
応用できることを導き出すか?
参考になることを提示するか?
につきる。
そもそもまずは、
この宗派の住職、副住職は、行事案内について
どのような意識を持っているか?
また、どのような課題があるか?
を正確に把握する必要がある。
ということで、数十ヵ寺の住職、副住職に対して
以下のようなアンケート調査を行った。
1. 自坊での行事に参加される方は、近年どのような状況ですか?
2. 1で「増加傾向」「減少傾向」と答えた方は、その理由と考えられる
ことがあればご記入ください。
3. 自坊の参加人数が一番多い行事とは何ですか?
4. 3.の行事はどのように告知しているか?
檀信徒、信者向け
地域、一般参拝者向け
5. 4.の告知方法の中で最も、効果のあると思われる媒体(方法)は何ですか?
6. 自坊では、今後行事をどのようにしていきたいですか?
7. 行事案内を告知することに対して、困っていることなど
何か課題があればご記入ください。

このアンケート結果を簡単に下記に記してみたいと思う。
「自坊での行事に参加される方は、近年どのような状況ですか?」
については、「増加傾向」「変わらない」「減少傾向」と
それぞれ同じ位の数値となった。
「増加傾向」とお答えいただいた方の理由としては、
やはり「工夫をした」という方が多かった。
逆に「減少傾向」とお答えいただいた方の理由は、
「過疎化」と「宗教離れ」と答えていただいた方が多い。
さらに、「増加傾向」にあるお寺は、
行事案内の告知方法として、いろいろと工夫されている。
どんなことでもあてはまることではあるが、
工夫をしないとどうにもならない。
まさに、トライ & エラーが重要であるように…。
檀信徒、信者向けの告知方法として、
最も効果のある方法は、お手紙が多く、
次に多いのが個別訪問による声かけのようだ。
やはり体力勝負ではあるが、
直接の接触というベタなやり方にはかなわない。
このことは、一般企業と何ら変わりはないのではないかと思う。
地域や一般参拝者向けに最も効果的な方法(媒体)としては、
新聞折込チラシが目だった。
このことは、一般企業と同じ現象とは言えないが、
チラシの表現に対する工夫がこの場面では
活きてくるということが言えそうだ。
特に、若い人により行事に参加してもらうために…。
続く↓
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