[1] 販促手法の種類-販売時点直接型1
試用体験手法 (3) モニター制度
モニター制度とは、「テスト的に試してもらう」ことでもある。
たとえば、感想文を書いてもらうなど、
何らかの条件をつけて商品を試してもらうのがモニター制度である。
「モニタリング」ともいう。
実際に、モニターをする人の自宅で商品を使ってもらい、
商品機能を十分に理解してもらえる手法であり、
これにより、モニター体験者は、商品への愛着が高まる。
リピート促進や、新規の顧客を紹介してもらうことにもつながる。
何度かモニターになってもらっているような
ロイヤリティの高い顧客に、別の商品のモニターになってもらい、
ロイヤリティをより高めることもできる。
また、モニターによっては、今後の商品開発に必要な消費者の代表的な
“濃い感想”をもらうこともできる。
しかし、体験してもらう人が限られたり、
モニターしてもらうためのコストがかかったりするという
デメリットがある。
ターゲット層を明確に決めて、その層にモニターを依頼するのが鉄則。
モニター後は、アンケートを必ず実施し、その商品・サービスの
クオリティの改善はもとより、「お客様の声」として、
今後の販売促進の材料にしておきたい。
モニター後に、購入に結びつける手法を組み合わせることも重要である。
※『この1冊ですべてわかる 販促手法の基本』
(岩本俊幸著/日本実業出版社) より抜粋
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