販売促進のなかでの『価格訴求手法』とは、
一時的に商品の価格を引き下げ、購買を容易にする展開のこと。
商品そのものの価格を変更することではない。
『価格訴求手法』は、最もシンプルなアピールで、
即効性があるためによく使われるが、
結果として商品のブランドの価値を大きく損なうことにもなりかねない。
この手法は、基本的にブランド・スイッチしにくい人に、
より効率的に効き目を現わす。
しかし、需要の先喰いを起こし、通常時にマイナス効果を及ぼしやすい。
だがら、限定的に使用することが最大のポイント。
たとえば、値引きが単なる安売りに見えないように、
キャッシュバックなどの、価格自体を下げずに実施する工夫も大切だ。
価格だけに反応した見込み客は、価格によって、
他の商品・サービスに移ってしまう可能性も少なくない。
そのため、見込み客には「あくまでもお試しのためである」ことを
意識してもらえるように実施する必要もあるだろう。
なお、『価格訴求手法』は、次の5つの方法で行なわれることが多い。
(1) クーポン
(2) キャッシュバック
(3) 割引チケット
(4) 均一価格
(5) 増量パック