商業界「販売促進の教科書」取材報告Part7

koukoku

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商業界 臨時増刊「販売促進の教科書」の取材のために、
岐阜県で宝飾店を経営されている
ほっとはーとの山田さんにお会いした。

山田さんは、自店で思考錯誤しながら蓄積してきた
販売促進のノウハウをお持ちで、
他店のコンサルティングもされている優秀なマーケッターでもある。

実は「販売促進の教科書」の執筆も、一部担当していただいている。

さて、今回は山田さんの店で、販売に上手につなげている
占い系イベントを簡単に紹介しよう。

 

このイベントは、彩光鑑定士が行う、占いでも風水でもなく、
統計学に基づいた学問からなる「しあわせ色鑑定」というもので、
自分が持っているしあわせ色を引き出してくれるという。

鑑定後は、鑑定書も発行していて、
一人の所要時間は15~20分、料金は3,000円。
既にこのイベントは3回実施されている。

宝石のヘビーユーザーには、既に欲しい宝石があるので、
こうしたイベントによって、
単純に購買意欲を高めることは難しいが、
宝石の初心者にとっては、このようなイベントを通して
潜在的な欲求が顕在化して購買意欲が高められる。

そして販売につなげていくことは、
やり方次第では可能なのである。

というのも、このしあわせ色鑑定のイベントでは、
宝石販売の場を別室に設けて実際の購入につなげているのだ。

この鑑定を通して、自身のしあわせ色が分かることで、
自分を知り、自分を守ってくれる色と「守護石」を知る。

販売スタッフは、このタイミングで、
幸せをつかみたい人には指輪を、
体の弱い人には胸にペンダントを
さりげなくお勧めするのだ。

売り込みは禁物。

さりげなく伝えることで、
その場で150万円以上の宝石を購入した人もいるとのこと。

集客方法は、見込み客と既存客にチラシ(写真)を配り、
集客が足りない時はさらに新聞に折り込む。

このチラシでは、

「これは占いではなく、学問である」

ことを伝え、

「人は生まれながらにして自分だけの色を持っています。
それは生涯を通じて幸福にしてくれるあなた自身のしあわせ色です……」

と、しあわせ色鑑定を解説している。

このイベントは、1対1で実施する鑑定なので、
チラシの裏面で完全予約制の旨を伝え、
申込書を準備し、事前に予約を取るシステムを導入している。

さらに、

「このイベントが、どのようなステップを踏んで
設計されているのか?」

を詳しくは知りたい方は、

12月16日に全国書店にて発売される
商業界 臨時増刊「販売促進の教科書」をご覧くださいませ。

 

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