前回より続く
http://www.koukoku-ya.jp/blog/2009/10/part2-2-1.php
この音楽イベントを開催するにあたって、
大切な教訓が3つある。
1つ目は、イベントに訪れるお客は30~40代の地元の主婦や、
近隣の企業に勤務しているOLが中心なので、
その方々に喜んでいただけるものでなければならず、
音楽のジャンルを選ぶ必要があるということ。
2つ目は、商業施設での音楽イベントは、
近くの店の迷惑にならないように、
比較的静かめのタイプの音楽を選択すること。
何よりも、観客に楽しんでもらうことが不可欠だ。
3つ目は、やはりコツコツと継続することだ。
今後の課題として、今は観客の目が肥えてきているので、
ミュージシャンのクオリティをより安定させていきたいとのこと。
また、このイベントによって商業施設が確実に活性化したので、
さすがにテナントからの反対はなくなったが、
まだまだ、イベント運営はほとんど事務局任せである。
テナントとイベントを結合し、一緒に盛り上げることも必要だろう。
河西氏いわく、
「このイベントがきっかけで、ミュージシャンのファンになり、
出演の時は必ず参加するお客もいるということからも、
もっと出演者と観客が相互的にコミュニケーションを取って、
一体化できるように、例えば、ミュージシャンのコンテストの
ようなものも考えていきたい」
とイベントのさらなる進化も目指している。
「『毎日、どこかで何かをやっている商業施設』という命題のもと、
ほんの小さなライブでも続けていると、
出演者、お客、テナント従業員同士の輪が拡がり、
人は皆どこかでつながっているもので、感慨深いです」と、
河西氏が話していたのが印象深かった。