(財)ブランド・マネージャー認定協会のオフィシャルサイトにて、
スペシャルインタビューを毎月更新しています。
今号の特集 『企業戦略を成功に導くインターナルコミュニケーション』(後篇)
株式会社産業編集センター はたらくよろこび研究所
企画営業部 部長 相山大輔 氏
企業のブランドは、社員によって体現されていなければなりません。
なぜなら、その社員が企業ブランドのイメージと違う行動をとったならば、
ブランドイメージは一瞬にして壊れてしまうからです。
そのため、インターナルブランディングを通じて社員の中で育んでいく必要があります。
インターナルブランディングと、通常外部に対して行っているブランディングを
同時に行うことが効果的であると相山氏は語ります。
たとえば、会社の広告やCMなどは、社員も当然見るわけです。
CMを見た社員は、「CMの通りに行動しないとまずい」と考え、
CMを見たお客さまも、CM通りの行動を期待します。
そして、社員がその通りに行動していたならば、
お客さまは安心し、信頼感を覚えます。
つまり、二重の効果が得られるのです。
また、インターナルブランディングの成功ポイントと
失敗ポイントについてもお話しいただきました。
まず、失敗する会社として相山氏があげたポイントは、以下の2点です。
・会社の方針が社員の評価につながっていない
・人事や経営企画とコミュニケーション部門が連携していない
逆に、成功するポイントは、「トップがコミュニケーションの重要性を理解している」
とも語ります。
会社には、企業理念やビジョン、ミッションがあります。
ミッションに対して最近では、「バリュー」を多くの会社で重要視するようになりました。
「バリュー」とは、ミッションに対して起こアクションの指針となるものです。
会社の経営戦略やミッションなどは社員にとってみれば「他人ゴト」です。
この「他人ゴト」を「自分ゴト」にすることこそ、
相山氏が最も力を入れている点であると語っています。
なぜなら、社員は「自分ゴト化」しないと行動しないからです。
相山氏のインタビューは、前篇と後篇に分けてお届けします。
後篇は、インターナルブランドの成功のポイントや
ミッションバリューの「自分ゴト化」についてお話しいただきます。
公式WEBサイト「スペシャルインタビュー」で、ぜひご覧ください。
http://www.brand-mgr.org/interview/index.html