一般財団法人ブランド・マネージャー認定協会主催で、
先日(6月30日)に第4回目のブランド・セッションを開催しました。
毎回、講師兼アドバイザーとして
(財)ブランド・マネージャー認定協会の顧問であり、
日本におけるブランド論の第一人者として
中央大学大学院戦略経営研究科で教鞭をふるわれている
田中 洋教授をお迎えしています。
今回のブランド・セッションのテーマは、地域ブランディング。
前半では、田中先生より湯布院、黒川温泉が、
どのような努力を経て、
全国的に知られる温泉地となったのかを
お話いただきました。
どちらの地域にも、やはりキーマンがいて、
その人の志を中心にイノベーションが起こされていることが
明らかになりました。
後半は、当協会の卒業生であり
経営コンサルタントの佐々木繁範氏より、
さぬき土産物開発プロジェクトの発表がされました。
このプロジェクトには、ブランド・マネージャー認定協会の
関係者も多く携わっています。
プロジェクト立ち上げ当初の現場の士気向上の話、
菓子職人とのやりとりなど、
プロセスひとつひとつに大変な苦労をされています。
このプロジェクトは、佐々木さんも話していたとおり
単なるお土産物開発、菓子作りの領域を超え、
町おこしのレベルです。
発表の最後には、7月12日より発売されるお菓子を
お持ちいただき、試食会も行われました。
お菓子本来の持つ「おいしさ」という価値だけでなく、
物語(ストーリー)という情緒的価値付けを上手にしてきた
今回のプロジェクトは、受講者のみなさんにとっても、
参考になった発表だったかと思います。
また、前半の講義も含め、私としては
リーダーのあり方を問われ、自戒した時間でもありました。
今回の佐々木氏の発表は、第2回公開シンポジウムでも、
さらにブラッシュアップして発表していただきますので、
このセッションに参加された方はもとより、
参加されなかった方もぜひ、チェックしてくださいませ。
【第2回公開シンポジウム】
ブランド・マネージメント実践発表会
~地域ブランディングの要諦~
詳しくはこちらをご覧ください↓
http://www.brand-mgr.org/symposium