一般財団法人ブランド・マネージャー認定協会主催で、
本日(4月20日)に第3回目のブランド・セッションを開催しました。
第2回までのブランド・セッションは、
協会のアドバンスコース、トレーナー認定コース修了者を対象に
開催される勉強会だったが、今回より「新ブランド・セッション」として、
一般の方々にも受講できるようになりました。
第1回、第2回に引き続き、講師兼アドバイザーとして
(財)ブランド・マネージャー認定協会の顧問であり、
日本におけるブランド論の第一人者として
中央大学大学院戦略経営研究科で教鞭をふるわれている
田中 洋教授をお迎えしました。
今回のブランド・セッションでは、日本酒のブランド構築がテーマ。
日本酒ブランドの2つのケーススタディをもとに、
ブランディングの知見を深めていきました。
前半では、協会顧問の田中先生を講師に迎え、
「久保田」をケーススタディをご紹介いただきました。
「久保田」が進めてきた戦略とは、「伝統的な取引の仕組みを見直す」
「人とアイディアを外部から取り入れる」
「モノではなく考え方を売る」という大きく3つに集約されます。
なかでも、長年の慣習である日本酒の流通を革新していった結果、
ブランドができあがっていくというプロセスは、
他の業界でも大変参考になるケーススタディだったのではないでしょうか。
後半では、協会評議員の小池先生を講師に迎え、
今年ゼロから立ち上げた日本酒の新ブランドをご紹介いただきました。
詳細は、発売前で守秘義務を交わしているため、ご紹介できませんが、
「今までにない日本酒をつくりたい!」という経営者の信念に小池先生が共感され、
ブランド・マネージャーの立場でブランド構築をされていきました。
特に、ブランドの信念を伝えるために、
どのような表現(クリエイティブ)をされていったのかという内容は、
私にとっては、やばいぐらいに刺激的でした。
最後の1時間は、時間が足りないぐらい質問や意見が飛び交い、
大変盛り上がった有意義なセッションになったかと思います。
田中洋先生、小池玲子先生貴重なお話をいただきまして、
ありがとうございました。
なお、第3回ブランド・セッションの受講料は、
日本赤十字社の「東日本大震災義援金」へ全額寄付いたしました。
(2011年4月26日)
受講者のみなさん、ありがとうございました。
次回のブランド・セッションは6月30日(水)です。
「ひとつの商品開発から始まった町おこしプロジェクトから、地域ブランドを学ぶ」
というテーマで開催されます。
ご期待くださいませ。
「第4回ブランド・セッション」
詳細はこちらから → http://www.brand-mgr.org/session