商業界 臨時増刊企画「販売促進の教科書」の取材のために、
菊屋浦上商事の浦上さんと面会させていただいた。
浦上さんも、私のメルマガの読者だった。
ありがたいことである。
菊屋浦上商事は、神奈川県相模原市にある
中学生の職場体験を積極的に導入している文具店だ。
職場体験の内容は、生徒が店をPRするポスターを制作するというもの。
生徒たちにとっては、店をよく知り、考えないとポスターを描けない。
だから、生徒自らが関心を抱く商品に目を向け、
店の雰囲気など良い点を見つけだすように努力し、
それをポスターのなかに表現する。
一方、店側は、手取り足取り教える手間が省け、
生徒たちの管理が楽になるメリットがある。
なかには、生徒たちの発想で逆に店側が教えられることもあるという。
生徒の親からの評判も良く、地域活動で成果を挙げている。
さらに、ポスターを見たお客からは共感を得られ、
直接販売にもつながることもあるという。
(写真は、体験学習で中学生が描いた集客用(?)ポスターだ。)
生徒、店、そして学校にとってもメリットがある、
WIN-WIN-WINの販促ウェポンともいえるだろう。