ボトムアップか? トップダウンか? -その1

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経営者として常に悩むことがある。
それは、マネジメントは、
「ボトムアップが良いのか? それともトップダウンが良いのか?」
私自身、5~6年前までは、
比較的トップダウンの経営をしていたように思う。
当時も今と同様、様々な経営課題が山積していた。
そんな悩み多き時に出会ったのが、
コーチングやNLPなどのコミュニケーション手法だった。
このような手法に当時の私は、
かなりはまり込んでいたように思う。


まず、気づいたこととして、
大きなインパクトがあったこととは…、
社員やスタッフの言うことを最後まで聞いていないということ。
傾聴していないということだった。
当時は、細かい仕事のやりとりなどにも、
首をつっこみ指示を出していた。
数名の社員から不満も上がってきたほどである。
このようなことから、社員やスタッフに
考えさせない傾向にあることにも気づいた。
ということで、それからは、
できるだけ傾聴、そして質問力を磨くことを
心掛けるように努力してきたつもりだ。
なかでも、会社で起きる様々な決め事を
できるだけ社員やスタッフに考えさせ、
決断させるようにしていた。
このことから、以前よりは、
社員に考える習慣はできるようになったかもしれない。
だが、それから5年以上経つうちに、
経営の重要な決定事項ですら、みんなに考えさせすぎて、
何か合議制のようになる部分も出てきてしまった。
私からのアイディアとして、
新しい制度を導入する時、
新しい事業に取り組む時、
新しい戦略でアプローチする時、
まずは、ある程度のコンセプトを皆に話すわけだが、
そんな時に、反対意見があると、
どうも前に進めなくなってしまっている
自分にある時、気づいた。
そもそも、新しいことを始める時には、
反対意見がないわけがない。
今までの経験から、皆が賛成したことよりも、
反対意見が多かったことの方が
うまくいっているかもしれない。
もちろん、反対意見にめげずに、
継続していればの話だが…。
続く↓
http://www.koukoku-ya.jp/blog/2008/09/post-183.php

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