販促手法の種類-新規顧客向け・媒体活用型1
折込チラシ (5)矛盾や葛藤を解消するチラシ-3
お客様がチラシに注目し、それに感情を喚起され、
理解も深め、記憶に残ったとしても、
「本当にこの商品、大丈夫?」と、何らかしらの矛盾や葛藤が働くもの。
前回はこのような矛盾や葛藤を紙面上で解決し、
「買う」というアクションにつなげるための工夫を 一部紹介した。
今回は矛盾や「葛藤を解消するチラシ」を作る工夫、全7つのうち
残り2つを紹介する。
(6)権威付けをする・・・著名人、業界有名人
チラシでも、芸能人を使えばインパクトがあります。
人気のあるタレントは広告使用に莫大なお金がかかるので、
大企業以外では掲載はむずかしいかもしれません。
意外にも盲点なのが、業界の有名人の起用です。
例を挙げましょう。
和菓子店にもかかわらず、”権威”として広告訴求に起用したのが、
地元で有名なイタリアン料理店のシェフでした。
実際にこのシェフの声を前面に打ち出したことによって、
地元のお客様の信頼を得ることができ、集客に大きく貢献しました。
(7)権威付けをする・・・推薦状、マスコミ掲載記事
専門家の権威として、医師や大学教授などに推薦状を書いてもらうことも
一つの方法です。
チラシに、マスコミの掲載記事を二次利用するという方法もあります。
マスコミといっても、大袈裟に感じる必要はありません。
新聞・テレビ(全国紙と全国ネットキー局)でなくでも、
地方紙やタウン誌、ケーブルテレビ(CATV)などでもいいのです。
つまり、第三者から何かしらの切り口で認めてもらった事実をチラシに掲載できれば、
いままで以上に信頼が得られます。
※『この1冊ですべてわかる 販促手法の基本』
(岩本俊幸著/日本実業出版社) より抜粋