販促手法の種類-新規顧客向け・媒体活用型1
折込チラシ (4)記憶に残るチラシ
チラシを見た人が、商品・サービスの特徴やこだわりなどの記憶が
残るようにするために、「時間の流れで表現する」ことと、
「広告紙面上で体験してもらう」ことで工夫しよう。
1)時間の流れで表現する
「なぜ、このお店をやっているのか?」「なぜ、このお店を開いたのか?」
「なぜ、この商品を開発したのか?」といった「なぜ?」を伝えることは、
お客様の記憶に残ることに大きく貢献する。
具体的な方法として、「会社、お店の歴史を語る」
「社長、店長のこだわりや生きざまを語る」
「商品開発の苦労話を載せる」「生産者の声を入れる」
といったことが挙げられる。
2)誌面上で体験してもらう
比較的簡単にできるのは、たとえば整体院が広告で
「自己チェック表」を準備するように、
紙面上にチェックリストを用意して、お客様にチェックしてもらう方法だ。
もう少し高度な見せ方として、ある中学受験の学習塾のチラシでお母さん、
お父さんそれぞれに国語と算数の問題をつくり、
解いてもらうやり方もある。
こうした方法には、広告(チラシ)に感情移入してもらうことが目的であり、
確実にお客様の記憶に残る。
よって、整体院や学習塾のように問題や悩みを解決する
商品・サービスで活用すると効果的で、
誌上体験することで、潜在的なお客様の問題を顕在化できるからだ。
※『この1冊ですべてわかる 販促手法の基本』
(岩本俊幸著/日本実業出版社) より抜粋