販促手法の種類-販売時点直接型5
制度手法-Part5【保証制度】
保証制度とは、顧客満足度を高めるため、購入時や購入後の顧客の不安を
なくすため、顧客が購入した商品の機能について事業者が
一定期間の保証を行なう制度。
保証内容は、保証書などに規定されており、
保証期間については、「製品購入日より○年間」という規定が一般的。
購入日を明確にするため、販売店の名称・購入日・印などの記載欄が、
保証書に設けられており、販売店から消費者が購入した瞬間が、
保証期間の始点となる。
保証期間の長さは、店や商品によって異なる。
たとえば、家電製品では1~2年、ベッドなどの家具では3~5年、
住宅では10年など、故障しやすいもの、買替え周期の短いものほど、
保証期間も短くなる傾向がある。
その一方、企業側の経営理念や、自社製品の設計・製造技術に対する
自信によっては、「無期限の保証」や「生涯保証」といった
長期の期間を設定しているケースも珍しくない。
耐久消費財はメーカーの保証がつけられているが、
それだけでは消費者は安心できない。
そのためには、販売店側の工夫も必要となる。
販促手法の1つである制度手法のなかでも保証制度は、
対象の違いから、次のようなバリエーションがある。
【1】 返金・返品保証
【2】 修理保証
【3】 点検保証
【4】 期間延長の保証
【5】 2倍の額を返金保証
【6】 下取り保証
【7】 全額買い戻し保証
次回より、それぞれの保証制度について、
もう一歩踏み込んでみたいと思う。
※『この1冊ですべてわかる 販促手法の基本』
(岩本俊幸著/日本実業出版社) より抜粋
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