死生観 - 2

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前日より続く
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この話しをした日の夜のこと。
家族4人で「モノポリー」というゲームをやった。
なかなか決着が付かず、1試合2時間もかかった。


(子供たちが小さい頃から、 「モノポリー」は、
年に数回家族でやっている。
特に小さい頃は、月に数回やっていた時もある。
このおかげで、娘も息子も「算数」「数学」だけは、
めっぽう強い。
小学校に上がる前の保育園の頃から、
お菓子屋さんのおつりの計算の間違いを指摘するほど。)
終わる寸前まで息子が一番優勢になっていたゲーム展開。
でも、そのゲーム展開がひっくり返っていった。
息子の振ったサイコロの目は、
よりによって3回も連続して、最悪のシナリオを描く。
今まで何十回も「モノポリー」をやってきた中でも、
見たこともない最悪の展開。
息子が自分で振ったサイコロの目によって、
最悪の事が起きたわけだ。(あくまでもゲーム内のことだが…)
そして、最も優勢だった息子は、あっという間に全財産を失った。
1回でも不運と言える状態が、不幸なことに3回も続いた出来事だった。
忍耐力が全くない息子にとってこれは、一大事だろう。
例え、ゲームとは言え、大人でもとても悔しい思いになるはず。
(少なくとも、負けず嫌いの私にとってはそうだ。)
ましてやすぐに熱くなり、我慢ができない息子にとっては、
発狂してもおかしくない。
私は、多少の覚悟をしていた。
もし発狂したら、
「ふざけんな!!」
って言葉も用意しながら、
息子がどんな態度をするのかを見守った。
しかし、息子は何も発しない。
顔を見ると、悔しい顔はしているが、
どうやら歯をくいしばっているようだ。
何か心の中で、葛藤しているようにも見える。
この沈黙を破るように、娘が
「俊介。めずらしいね。
今日は負けてもギャーギャー言わないんだね。」
息子は
「オレ。めちゃくちゃ悔しいよ。
でも死ぬわけじゃないから…。」
続けて
「こないだも、もらったばかりの小遣いを全部落としたんだ。
1ヵ月分全部だよ。
さらにその日、自転車でこけて血だらけになったんだ。
最悪だったよ。
でも、その時もオレ、同じこと思ったんだ。
死ぬわけじゃないって…。」
ここで一つ、親バカを露呈する。
こんな息子に、少しだけ感動を覚えた。
戦争を体験している方たちや、
世界中の貧しい方たちが聞いたら失笑されてしまうけど…。
これも息子ながらの「死生観」をほんの僅かに
感じ取った瞬間なのかなと…。
そして、これをもっともっと深く感じ取り
「生きていることだけで感謝できる」
「感謝できるから、一日、一日を大切に生き切る」
これを息子とともに修行したいと思った瞬間だった。
※新年早々、重たいテーマで失礼しました。(苦笑)

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