ブランドから消費者が手にする価値には、
『機能的価値』と『情緒的価値』の2つに分かれる。
『機能的価値』とは、製品の基本的な機能である
物理的価値であり、いわゆる製品・サービス
そのものが持つ価値である。
『情緒的価値』とは、広告・デザインを含めた製品に
付加されている情報やコストや利便性など、
製品以外の価値である感覚的価値である。
言い換えれば、『機能的価値』とは、
製品から変更・削除すると、製品そのものの機能に影響があるもので、
例えば、掃除機で言えば「吸引力」にあたる。
『情緒的価値』とは、製品から変更・削除しても、
製品そのものの機能に影響がないものとして、
例えば、掃除機であれば「色」にあたる。
ブランドは消費者の心の中で製品・サービスが
「どのような位置を占めるのか?」に影響し、
ひいては消費者の購買行動の意思決定において
重要な役割を果たす。
なかでも『機能的価値』『情緒的価値』の価値の獲得は、
消費者が受け取る大切なメリットの1つである。
※参考『一般財団法人ブランド・マネージャー認定協会 ベーシックコースカリキュラム』
http://www.brand-mgr.org/